わたきょんの観劇(感激)日記

日常生活や芝居についてのあれこれ

クレージーハニー 千秋楽

2011-09-12 22:50:49 | 観劇

クレージーハニー 千秋楽
8月28日 パルコ劇場

作・演出:本谷有希子
出演:長澤まさみ、リリー・フランキー、成河(ソンハ)、安藤玉恵、吉本菜穂子、中野麻衣、坂口辰平、太田信吾、札内幸太、池田 大、中 泰雅、北川 麗、鉢嶺杏奈、加藤 諒、清水葉月

ルックスが良いから売れたと言われるケータイ小説家 ひろみ。

最初のように売れなくり、作風を変えてもさっぱり。
もっぱらおかまのマキちゃんとのトークショーで、周りを賑わせている。

マキちゃんの売りは、瞬間接着剤を入れられて、右耳が聞こえなくなっていること。

おべっかやへつらいで、本音を言わない周りの人間(編集者など)に対しての不信感から、本音(でも、自分にとって心地よい本音だけ)を言ってくれるマキちゃんは、安心できる唯一の友人。

そんな折、編集者から「告白本」を出すことを提案されたひろみ。

ファンミーティングをそのまま本にしようと画策する編集者。

落ち目になった彼女を支えようと集まったのは、側から見ると見るからに痛そうな連中ばかり。

そんな、ファンから離れるため、いろいろと理不尽なことをやってみせても、ついてくるファン。

ファンの矛先は、ひろみではなく、マキちゃんへ向かい、傷ついたマキちゃんは自殺を図る。

自殺は未遂に終わるが、マキちゃんは、残っていた耳と視力を失う。

そして、ファンはひろみの望んだとおりひろみの元を去っていく。

マキちゃんの自殺方法が、瞬間接着剤を耳にさして、目にさして、挙句の果てに飲んでしまうという、仰天な方法

ファンとは、理不尽存在で、自分の願望を勝手に作者に投影してくる。
それに、いちいち反応していると、自分を見失ってしまう。
作者を彷彿させるひろみを通して、作者はファンに決別を告げようとしたのだろうか?


大和ハウスのCMとは、ひと味もふた味も違ったリリー・フランキー
清純派のイメージを覆した長澤まさみ
初舞台の長澤まさみは、声も良く出ていたし、とてもよかった。
ぜひ、また舞台をやって欲しいです。

私の右隣に座ったデブの男性。
この舞台がお気に召さなかったようで…
「つまんねえんだよ」とかぶつぶつ独り言を言って…
挙句の果て、後半は不貞寝してました。
そんなんだったら、席を立ってしまえばいいのに、中途半端にケチなのね。

千秋楽だったので、カーテンコールに本谷有希子も登場。
「この舞台を観て、スカッとする人と、そうでない人とがいると思います。」と言ってました。
また、長澤まさみが挨拶を求められて、一生懸命感想を言っていたのが可愛かった。
けど、本谷有希子に「ありがとうございました、だけでいいのよ。」と諭されていました。

ファン役の役者は、ワークショップで選ばれたらしいけれど、ホントに気味悪い人が多くて、かなり引いてしまいました。





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コメント (2)
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