その夜の侍
11月17日 有楽町スバル座
脚本・監督:赤堀雅秋
出演:堺雅人、山田孝之、綾野剛、谷村美月、高橋努、山田キヌヲ、坂井真紀、安藤サクラ、田口トモロヲ、新井浩文、でんでん、木南晴夏、峯村リエ、黒田大輔、小林勝也、三谷昇
劇団「SHAMPOO HAT」の舞台戯曲を、脚本の赤堀雅秋が初監督した作品。
舞台版は観てません。
愛する妻を5年前にひき逃げで失った男:中村。
留守電に残された妻の声を聞きながら、禁止されているプリンを食べる毎日。
ひき逃げ犯:木島は、服役を終えて出所した。
妻の命日を前に、木島の元に「お前を殺して俺も死ぬ。決行まで○日」と言う脅迫状が毎日届くようになる。
妻の復讐を計画し、木島の動向を追う中村。
木島は、服役終えても何も変わらず、やりたい放題。
決行の日。
雨の公園で、泥にまみれて格闘する2人。
「たわいのない話がしたい。たとえば、昨日見たテレビの話とか…。そういう平凡なたわいのない話がしたい。」と心情を吐露する中村。
妻を失い、孤独な毎日がうかがえる言葉だった。
留守電に残された妻の声を消去し、プリンを頭と顔になすりつける中村。
過去に決別をし、ようやく前に進む姿だったのだろうか?
いままでのイメージとはかけ離れた堺雅人の姿は、ちょっと衝撃的だった。
山田孝之は、なんだかぴったりすぎて恐いくらい…
これを舞台ではどう表現したのか?と、舞台版も観たかったな…と思いました。
舞台挨拶で、この作品で、新藤兼人賞の金賞を受賞したことが披露されました。
新井浩文が、「金賞が赤堀監督、銀賞が蜷川実花監督ですが…その両方に出演している僕と綾野剛のほうがすごいと思います」と発言し、笑いを取ってました。
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