
夜中に犬に起こった奇妙な事件
2014年4月12日 世田谷パブリックシアター
原作:マーク・ハッドン
脚本:サイモン・スティーヴンス
上演台本:蓬莱竜太
演出:鈴木裕美
出演:森田剛、高岡早紀、小島聖、西尾まり、宮菜穂子、柴一平、安田栄徳、石橋徹郎、久保酎吉、入江雅人、木野花
原作は、42ヵ国で出版され、世界で1,000万部も売り上げている人気小説だそうですが…
私は、この舞台で初めて知りました。
原作も読んでません。
森田剛が、15歳のアスペルガー症候群の少年を演じる。
って、舞台ならではよね。
なんでもありの世界。
でも、ぜんぜん不自然じゃなかった。
数学や物理は天才的でも、他人とかかわることや言葉の裏を読むことができない幸人。
他人にさわられたり、嫌いなことや予想外のことが起きるとパニックを起こす。
母は死んだと教えられ、父とふたりで暮らす。
かわいがっていた近所の犬が殺されて、犯人扱いされ、真犯人を探すうちに、母が生きていることを知った幸人が、ひとりで母の元を目指す冒険談。
例え話や言葉のあやが理解できないエピソードが、アスペルガー症候群の特徴をわかりやすくしていました。
幸人を理解し受入れようとしても、なかなかできない母が、幸人を温かく見守る教師に嫉妬する気持ちもわからなくはなかった。
子育てって、親育てでもあるんだな、って感じました。
3分間でピタゴラスの定理を踊って解くカーテンコールが、本編の雰囲気をまったく変えてしまって、なんかじ~んときてた気持ちが、嘘のようにノリノリになっちゃった自分を、ちょっと反省しちゃいました。
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