わたきょんの観劇(感激)日記

日常生活や芝居についてのあれこれ

渦が森団地の眠れない子たち

2021-08-08 09:48:21 | 観劇


渦が森団地の眠れない子たち
2019年10月16日 新国立劇場 中劇場 1階3列46番

作・演出:蓬莱竜太
出演:藤原竜也、鈴木亮平、奥貫薫、木場勝己、岩瀬亮、蒲野紳之助、辰巳智秋、林大貴、宮崎敏行、青山美郷、伊東沙保、太田緑フロランス、田原靖子、傳田うに

舞台上にポツンと置いてある白い便器。
子供の時、トイレの中でに貼ってあった世界地図を見て想像力を働かせて絵を描くのが救いだった、圭一郎。

いとこの鉄志が住む団地に引っ越した圭一郎。
キングと呼ばれる鉄志は、ガキ大将。
親友になった二人だったが…

子供の世界は大人の縮図。

単純に見える子供だって、大人と同じに、いやそれ以上に悩みを抱えている。

仲間外れにされていた圭一郎だったが、立場が逆転しキングになる。

親の都合で、孤児院に行くことになった鉄志。
別れの際に、隠されていた圭一郎の闇を明らかにしつつも、「キングにふさわしい行動を取れ」と言い残し自分の胸にだけしまうことにした鉄志。

再会することはなかった二人だが、圭一郎の胸には、鉄志の言葉が今も残っている。

大人が小学生を演じた舞台でしたが、あてがきのせいもあるのか、全く違和感なく…
藤原竜也などは、小学生そのものでした。

笑いもありましたが、心に重く残るものもありました。



こういういじめが出てくる作品を観ると、自分の子供の頃を思い出す。
誰にも言ったことがなかったけれど…
小6の時、しかとされた幼なじみを、学校にいるときは一緒になってしかとしていた。
幼なじみがしかとされた理由はわからず…
そしてその後、理由もわからず自分もしかとされるようになった。
その事実を親には知られたくなく、ずっと隠していた。
中学校に入ったら、嘘のようにしかとはなくなりました。
自分がしかとされていたことよりも、幼なじみをしかとしていたことの方が心の傷となって残っています。




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