ボロ靴は見た

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良い写真が撮れますかどうか・・・
よろしくお願い致します。

10月・植物観察会  渡良瀬遊水地

2011-10-03 14:26:50 | 渡良瀬遊水地

10月1日(土)

渡良瀬遊水地にて植物観察会が行われました。
今回は台風12号の影響でかなり広い範囲で冠水しました。
植物も泥水を被り汚れが目立つ所もありました。

谷中史跡ゾーンと近場での観察です。

★ ヨシとオギの違い
★ イヌタデとアオヒメタデ(絶滅危惧種)
★ ワタラセツリフネソウ
★ ツユクサについて
★ 彼岸花
★ ヌカボタデ(絶滅危惧種)
★ ミズユキノシタ(絶滅危惧種では無いが非常に珍しいそうです)


10月初旬の渡良瀬遊水地・・・ヨシやオギの穂がほぼ出揃ったようです。


10月の植物観察会・・・ヌカボタデ(絶滅危惧種)の観察


ワタラセツリフネソウ(渡良瀬遊水地だけに見られる新種)


  左から  1 ・ 2 ・ 3 ・ 4

     
   (小さい写真はクリックすると拡大されます)

1ー 白い部分がメシベ・オシベ
2- 密を吸いに来るんです・・・ホウシャクと言う蛾だそうです
3- 種が出来始めました・・・ホウセンカの種に似ていて弾けるそうです
4- 上のふっくらした花が三毳山で取ったもの、下の花が渡良瀬遊水地のもの
      違いが分りますね


ワタラセツリフネソウは4型ありますが3種類だけ写真で撮る事が出来ました

左ー 黄・斑型   中ー 白・斑型   右ー 白・無斑型

       

 

 ツユクサ・・・何処ででも見られる可愛い花ですよね。
  今日はツユクサの興味深い事を教えて頂きました。

左ー 花弁3枚  上2枚が青色  下1枚は小さな無色の花弁(私は
  気が付きませんでした)
中ー 道端のツユクサ  苞の部分がつるりとしています
      (8倍体)で毛がありりません・無毛型
右ー 渡良瀬遊水地のツユクサ  苞の部分に毛があります
      (4倍体)で毛があります・有毛型
8倍体・4倍体とは、染色体の数らしいですね

   


ヌカボタデ(絶滅危惧種)のゾーン 遊水地の中ではこの場所でしか
   見られないそうです。花序の軸が非常に細く頼りなさそうに見えます。
3種のタデが混在している所がありました

左ー ヌカボタデ   中ー イヌタデ   右ー ヌカボタデとイヌタデの雑種

        


延命院廃寺共同墓地跡に今年も沢山の彼岸花が咲きました
  心なしか寂しそうな姿に見えました
ところで此の彼岸花の毒について・・・球根に毒はあるけれど食べられるそうですよ
  (有毒成分のリコリンは水溶性なので良く洗うと毒性成分が抜けるそうです)
  でもね・・・ビクビクしながら食べなくてもね・・・
秋に咲く彼岸花は3倍体だそうです。3倍体とは染色体が3組ある
  特別な変わり者とか。種を作るはたらきを失っているそうです。

  ← コブシの実 真っ赤になって弾けそうですね

  ← ミズユキノシタ(枯れ草の中に隠れていました)
              非常に珍しい植物だそうです

遊水地では秋になったので色付いた実が見られます
 オニグルミ  ヤマブドウ  ムカゴ  イシミカワ その他、名前の
  知らない実が多数

今回の観察会は少々難しいが興味深々の内容でした。
色々教えて下さった大和田先生・渡邊先生、1年間有難う御座いました。
又、来年を楽しみにしております。

 


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