喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

8 Mile (2002) ★★★★☆

2019-05-13 10:36:23 | ドラマ

TSUTAYAで借りてきて鑑賞。

8 Mile [DVD]
エミネム,キム・ベイシンガー,ブリタニー・マーフィー,メキー・ファイファー,エヴァン・ジョーンズ
ジェネオン・ユニバーサル

 

監督:カーティス・ハンソン

脚本:スコット・シルヴァー

出演:エミネム、ブリタリー・マーフィ、キム・ベイシンガー、メキ・ファイファー

音楽:エミネム

製作:イマジン・エンターテイメント

配給:ユニバーサル・ピクチャーズ

上映時間:110分

 

世界一有名な?ラッパーであるエミネムの半自伝的映画である。

エミネムがB・ラビットという自身を投影したキャラを演じきっている。

 

映画のタイトルとなっている「8mile」とはデトロイトの都市と郊外、すなわち富裕層と貧困層を分ける境界線となっており、ラビットはラップの世界で境界線を越えることを夢みる白人青年。境界線を越えるべくバイトとMCバトルに猛進する日々。

昨今日本でもフリースタイルダンジョンというMCバトルの番組がブームとなり、俺は毎週のように食いついて観てきた。

しかしそれでいてMCバトルのバイブルともいうべき本作未鑑賞だったゆえに、もはやブームが過ぎ去りつつある今になって鑑賞。

感想として、ストーリーはリアルで味があって良かった。未だに親に脛かじるしかないやるせなさを抱える主人公に、やばい男に依存する母親に。

最後、MCバトルで優勝しても現実がすぐに変わるわけではないと示唆するラストも良かった。

ラビットの決勝戦での対戦相手が、言いたいことを先にすべて言われてしまい、あえて何も言い返さずに負けを認める所も潔くて良かった。

 

以上

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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992) ★★★★★

2019-04-27 23:44:35 | ドラマ

BSプレミアムで録画したものを鑑賞。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り[AmazonDVDコレクション]
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

監督:マーティン・ブレスト

脚本:ボー・ゴールドマン

原作:ジョヴァンニ・アルピーノ

出演:アル・パチーノ、クリス・オドネル

音楽:トーマス・ニューマン

配給:ユニバーサル・ピクチャーズ

上映時間:157分

 

アル・パチーノ主演作品ということで鑑賞。

アル・パチーノは本作でようやっとアカデミー主演男優賞を受賞している。

 

アルが演じるのは盲目となりやさぐれている退役軍人フランク・スレード中佐である。

盲目になったのも後天的な病気とかではなくどうしようもない理由であり、こんなくそじじい誰も同情の余地もないと思う。

しかし主人公のクリス・オドネル演じる好青年チャーリー・シムズはフランクの我儘に最初は振り回され匙を投げそうになりつつも、その人柄に惹かれていくのであった

象徴的なのが有名なタンゴのシーンである。

盲目の割りには非常に行動的だしなにひとつ不自由ないようにも見える、

 

私は現在進行形でがんこじいさんを介護する仕事をしているため、チャーリーに共感できる所は多い。

 

フランクがジャック・ダニエルズを長年の付き合いだからとジョン・ダニエルズ君と呼ぶのが面白かった。本作を観て俺もジャック・ダニエルを購入した。

流石にストレートでは飲まなかったけどな!!

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クリード2 炎の宿敵(2018) ★★★☆☆

2019-02-19 14:05:49 | ドラマ

TOHOシネマズ錦糸町 楽天地にて鑑賞。

クリードの続編である。

監督:スティーヴン・ケープル・Jr.

脚本:シルヴェスター・スタローン、チェオ・ホダリ・コーカー

出演者:マイケル・B・ジョーダン、シルヴェスター・スタローン、テッサ・トンプソン、ウッド・ハリス、ドルフ・ラングレン

音楽:ルドウィグ・ゴランソン

製作・配給:メトロ・ゴールドウィン・メイヤー

上映時間:130分

 

無謀にも『ロッキー4』を観ていない状態で観に行ったが、『クリード』も『ロッキー』を観ずに鑑賞しても面白かったため問題なかった。

一躍有名となったクリード。そこに立ちはだかるのがロッキーのかつての宿敵の息子。

もはや王道すぎる展開である。

 

試合ではまたしても10ラウンド以上もつれる。現実の試合だったらとっくに中止である。

試合の終え方は良かったが、やはりスポ根映画だなぁ

 

ドルフラングレン演じる悪役に感情移入しやすい設定だったのが良かった。

 

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草の上の仕事(1993) ★★★☆☆

2018-12-14 15:44:48 | ドラマ
草の上の仕事 c/w RUNNING HIGH [DVD]
クリエーター情報なし
バンダイビジュアル

 GYAO!で期間限定で公開されていたものを鑑賞。

爆笑問題の熱烈なファンの俺にとって、見逃すわけにはいかない作品。

 

監督・脚本:篠原哲雄

音楽:村上浩之

出演:後藤直樹、太田光

 

太田光がまだヒットしていない頃の作品である。

登場人物は後藤直樹演じる草刈師と太田光演じる日雇い労働者のみ。

ド田舎に軽トラで来てただひたすら草を刈る。

 

やる気のない太田。草刈り機をなかなかうまく扱えない。

かなりの力仕事であることが伝わってくる。

根気よく指導する後藤。(役名は忘れました、すみません)

 

私も日雇いやってたから、こういうどうせ1日だからって仕事に全くやる気のない

奴らが大勢いるのを知っている。

しかし時間が経つにつれ太田も機械の扱いが上手くなり、次第に2人は打ち解けてゆく。

休憩時間に自己開示し歩みを寄せる後藤。後藤は高卒後から今までずっとこの仕事に就いてる24歳で、太田は26歳であり実は太田の方が年上であることが判明。太田は小説家志望のフリーターであった。

当時は芸人死亡のニートみたいなもんだからリアルだ。

後藤が太田にやけに顔を近づけてホモソーシャルな雰囲気を漂わせる

 

「明日も来るんだろ?」と尋ねる後藤に、

「僕は今日だけなんですよ」と寂しく答える太田。

 

日雇いという制度は絶対やめた方がいい。

1日しか来ない奴に指導するなんてストレス溜まるだけだから。

 

本当に本作は草を刈るだけでその後なんの進展もないが、日雇いに対する警鐘を鳴らす意味がある作品だと解釈した(キリッ

以上

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ジャイアンツ(1956) ★★★★☆

2018-12-08 22:10:12 | ドラマ
ジャイアンツ [DVD]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ

午前十時の映画祭。TOHOシネマズ錦糸町(楽天地)で鑑賞。

監督:ジョージ・スティーブンス

脚本:フレッド・ジュイオル

原作:エドナ・ファーバー

出演:エリザベス・テイラー、ロック・ハドソン、ジェームズ・ディーン

音楽:ディミトリ・ティオムキン

配給:ワーナー・ブラザーズ

上映時間:201分

 

太田光が伊集院光のラジオで自分の好きな映画として紹介していたので鑑賞。

ジェームズ・ディーンの遺作でもある。

 

観る前はジェームズ・ディーンが石油掘り当てて大儲けするまでを描いた映画かと思っていた(実際そうなのだが)

しかし主役はジェームズ・ディーンではない。ジェームズ・ディーン演じるジェット・リンクは悪役で成金のかわいそうな人。

上映時間の割りには短く感じた。なお、ロック・ハドソン演じるジョーダンがパーティーに乗り込むシーンで寝ていた模様。

こっそりとジョーダンの息子としてデニス・ホッパーが出演している。

ジェットリンクが恥晒した後のシーンも異様に長いが、レストランでの格闘シーンが割と好きである。

しかしテキサス男を演じているロック・ハドソンが実はゲイだった、てのも凄い話だ。

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