喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

A(1998)★☆☆☆☆

2021-11-21 09:07:24 | ドキュメンタリー

Amazonプライムにて鑑賞。

監督:森達也

製作:安岡卓治

出演:荒木浩

音楽:朴保

上映時間:135分

 

オウマーの知り合いの家で一緒に観れば盛り上がるかと思っていたのだが…

酒を飲みかわしながら観るもんじゃなかったんだよなぁ…

 

まず黙って観なければ、オウムの人間が小声で早口なため何を言っているのかあまり聞き取れない。

『AGANAI』の方が引き込まれた。

まあ、オウマーにとって何か目新しいシーンがあるかといえばそうでもなかった。

「ドライカレーの作り方 これは簡単!」て書いてあるのが、わざわざ壁に書く必要があるのかと疑問が残った。

YOUTUBEで観たことあるが、馴染みある地域の当時の様子が伺い知れて、そこは貴重である。

荒木氏たちは私たちは執行部でないから事件については知らないしと笑っていたが、AGANAIを観る限り今でもそれは変わらないのだろう。

ていうかちゃんと観てないのに感想書いて大丈夫なんですかね…

続編のA2は…当分観ないと思います。

135分もあったか?途中で回線切れただけかもしれん。

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サウダーヂ(2011) ★★★★★

2021-11-04 14:42:40 | ドキュメンタリー

新宿 K's Cinema にて鑑賞。

監督:富田克也

脚本:富田克也、相澤虎之助

出演:鷹野毅、田我流

製作:空族(くぞく)

上映時間:167分

 

友達の友達の友達に今リバイバル上映されていることを教えてもらい、無職で暇だし観に行った。

本作のことは、社会学者の宮台真司が出演していることから存在は知っていた。一時期、宮台出演作をチェックしていた。しかし本作はDVD化されていないためもう観ることはできないのかと諦めていた。

 

今しか観れないなら観ておくべきだなと確信。

K's Cinemaに来るのは初めてである。

ビルの三階にある。

椅子が多くて良い。

 

劇場はミニシアターだから狭いんだろうと思っていたがシネコンの小さいサイズの劇場くらいはあった。

 

本作の主演の1人は田我流。山梨を拠点にりんご音楽祭などに出演するラッパーだ。私はにわかなので、フリースタイルダンジョンで一時期流れていたCM『やべ~勢いですげー盛り上がる』で知った。

本作はフィクションだが実在の人物も登場するのでドキュメンタリーに近い部分もある。

山梨という寂れた地方都市の寂れ具合を描く。

知り合いも山梨でそういえば働いてるが…こんな田舎で働いてたんか…

 

もう1人の主演の人は般若かと思ったら違う人だった(鷹野毅という俳優だった。)

田我流はそのままラッパーという役柄で出演する(本人役ではないが)

 

日本が技能実習とかいう名目で外国人を搾取しているさまも描かれている。

 

鷹野演じる精司は、美人のエステティシャンと結婚して小作り迫られているが、こんな田舎に身を埋めたくないから作ろうとしない。

エステティシャンは元キャバ嬢である。キャバクラに通って貢いで結婚したパターンだ。土方は昔は稼げる仕事だったのだろう。

終盤でタイに行きたいと打ち明ける精司。しかしタイ人の女からはタイに行ってもなにもない、ここの方がましだと告げられる。

どこも行き場のない精司。田我流は外国人を敵と勘違いし刺殺するわ。

今のヘイトスピーチが横行する日本を表しているかのよう。(少し違うか)

 

職を辞めて転職したいと考えてる俺に、転職してもいいことなんてないと叱咤されているようであった。

 

私に本作を紹介してくれた人は、タイから帰ってきた能天気な保坂が本作のアクセントとして効いていると語ってくれた。

私も同感だ。しかし私はまひるが好きだ。ちょっと危なそうな領域まで片足突っ込んで、スピリアチュルに傾倒していくのは見ていられないようで、この窮屈な世の中で生きていく苦痛を和らげる唯一の解決策なのではないかと今は確信しているからだ。(まひるみたいにドラッグにまで手を出そうとは思わんが。)

以上

 

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style wars スタイル・ウォーズ (1983) ★★☆☆☆

2021-04-05 15:38:37 | ドキュメンタリー

新宿武蔵野館で鑑賞。

 

監督:トニー・シルバー

プロデューサー:ヘンリー・シャルファント

配給:シンカ

上映時間:70分

 

かなり地味な作品である。正直、映画館で観るメリットはない。

 

私の地元にはよくこの類のグラフィティが壁に落書きされていたので、観ていて懐かしかった。今では元から壁に絵を飾ることによって対策されたが。

スプレーで絵を、しかも見つからないように描くのは器用な行為だよなぁ。

彼らの大半は、大人になったらもうグラフィティという行為からは卒業しようとしている。青春の自己表現の場なのだ。まあ、大人からしてみればいい迷惑だが。

落書きが過去の話となった今もニューヨークの地下鉄では突き落としがあったりと物騒な事件を耳にするが。グラフィティーが治安に与えた影響てどのくらいなんだろね。まあ、性的なグラフィティーとか目にしたくないだろう。

だが、日本の電車は落書きはないものの、下らん広告で溢れている。どっちが健全かとも思う。

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AGANAI 地下鉄サリン事件と私 (2021) ★★★☆☆

2021-03-25 23:36:38 | ドキュメンタリー

渋谷シアター・イメージフォーラムで鑑賞。

監督:さかはらあつし

プロデューサー:阪原淳、松尾悦子、陳穗珠

音楽:SOULCOLOR

製作・配給:Good People

出演:荒木浩、阪原武司、阪原多嘉子、さかはらあつし

上映時間:114分

 

渋谷シアター・イメージフォーラムには初来訪。

地下にある劇場はしっかりした作りだが、ロビー及びトイレが狭すぎるのが難点。トイレは渋谷駅で済ました。

 

結構な鑑賞客が来ていた。オウムに未だに人々が関心を持っている証拠だ。

 

荒木浩は、アレフの代表かと思っていたが、広報に過ぎないらしい。

今のアレフの実権は一体だれが握っているのだろう。

『A』はまだ未見だが、またしても被写体が荒木浩という。

映画を観ると普通の人にしか観えないし、荒木氏は実行犯ではない。

未だにそれでも麻原を信仰する人の代表として被写体に選ばれている。

 

荒木氏は京都大学まで出てオウムに入ってと散々劇中で言われているが、他の幹部と異なり理系でなく文学部の大学院出身だから、簡単に研究職に就けるわけでもないだろうしある意味オウムに入るのは自然なことなのかもしれない。本人も劇中で出家するしかないのかなと思った、と語っていたが。

印象的なのはサリン事件の後だったらオウムに入ることはなかったのではないか、と語っていたことだ。

荒木氏が入信したのは1992年で、事件発生まで3年しか在籍していないのに未だにオウムから自分を断ち切れないのはなぜなのか。

監督は荒木氏に最初はフレンドリーに接しているが次第に態度と語気を強めていく。荒木氏の矛盾点が浮き彫りになっていく。

彼が献花の直後の記者会見で述べたように、「藁にも縋る思い」で信仰を続けているというのが事実だろう。しかし、毎年新規に入信者がやってきているという事実。

 

荒木氏は未だに整理がついていないと言っていたが、信仰を続けるにしても教祖が事件を起こしたという事実を認めた上で行うべきだと思う。

 

しかし、麻原死刑執行後、荒木氏はどんな心境でいるのだろうか。

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Takamiy Melodic Metal History 2007-2013 「鋼鉄天使の宴」(2013) ★★☆☆☆

2019-08-08 13:55:42 | ドキュメンタリー

AmazonでDVDを購入し鑑賞。

TAKAMIY MELODIC METAL HISTORY 2007-2013 鋼鉄天使の宴 [Blu-ray]
TAKAMIY(高見沢俊彦)
Alfred

ALFEEの高見沢が2007年から2013年にかけて展開した第2期ソロプロジェクトの集大成として製作されたライブドキュメンタリー。と書いてあったが、そこまでドキュメントを観ているという印象もなかった。

「GOING MY WAY」が元々ソロのために作られた曲であるということは知らなかった。

まあ、たかみーファンの自分としては知っていることがほとんどだからなー。目新しさはない。

公開当時、私は浪人してたため、映画館に行くのはためらっていた。だが行っておけばよかったなと後悔の念もある。

内容自体はライブDVDとあんまり変わらない。もう少し色んなライブから映像をとってきてほしかった。

以上

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