喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT (2006) ★★★★☆

2021-10-19 03:28:06 | アクション

BSプレミアムで放送していたため鑑賞。

 

監督:ジャスティン・リン

脚本:クリス・モーガン

製作:ニール・H・モリッツ

製作総指揮:クレイトン・タウンゼンド

出演:ルーカス・ブラック、バウ・ワウ、ナタリー・ケリー、サン・カン、ブライアン・ティー、北川景子、千葉真一

音楽:ブライアン・タイラー

製作会社:レラティビティ・メディア、オリジナル・フィルム

配給:ユニバーサル・ピクチャーズ、UIP

上映時間:104分

 

ワイルド・スピードシリーズにはさほど興味がないが、東京が舞台なら観ておくしかないということで鑑賞。

結論。最高のバカ映画!

007の『二度死ぬ』を地でいくバカさ加減。

主人公は少年院行きを逃れて東京へ逃げてくるが。

本作での東京は無法地帯と化している。

渋谷の商業施設の駐車場で派手に繰り広げられるドリフトレース。

即、警察が出動してもおかしくないのに出動してこない。

後に出動しない理由までわざわざ語られる始末。

時速180キロ出ている車をパトカーでは追いつけないからそもそも追ってこない!と。舐めている。

 

本作に出てくる女たちが日本人というかアジア人もかなり混じってるし、出演陣も日本人という設定だが日系というだけなのでカタコトの日本語でしか話さない。

高校の昼食がバイキング形式であるはずがない。

しかし製作人の日本愛は伝わってくる。日本の文化がこれでもかというくらいに映し出されてくる。

ていうか、主人公の両親、子供に甘すぎだろ。早く少年院送れやこんな奴。

日本だと撮影許可が降りなかったため、CGでほとんど撮影しているらしい。

 

こんな無法地帯あったら行ってみたい。

鑑賞後調べていて残念に思ったのは、ハンが生きている設定に書き換えられたらしいこと。パルパティーンが生きてました並みにがっかりだ。というかハンが生きてたなら本作での最後の死闘は何の意味もなかったよね。

これを知ってシリーズを追う気はなくした。ワイスピはSKY MISSIONは劇場で観たけど。まあ1年に1作くらい観てもいいかな。

やはり車の知識がないから、カーマニアならではの楽しみ方はできないのが残念。

本作は上映時間が短いため、さくっと楽しめるのも良い。長いバカ映画ほど苦痛なものはないから。

以上

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御法度 (1999) ★★★☆☆

2021-10-19 02:32:11 | 時代劇

BSプレミアムで放送されていたため鑑賞。

監督・脚本:大島渚

出演:ビートたけし、松田龍平、武田真治、浅野忠信

音楽:坂本龍一

製作:大谷信義

原作:司馬遼太郎

衣装:ワダエミ

配給:松竹

上映時間:100分

 

大島渚が撮るBL映画ということで、以前から気になっていた作品ではあった。

しかし戦場のメリクリもそうだけど、大島渚はBL好きなのか。

 

衆道をテーマに描いた作品である。松田龍平のデビュー作であり、大島渚の遺作というから凄い。

松田龍平は今となってはただのおっさんだが、当時は美少年の役どころだったのか。まあ、かなりメイクを施しているけど。

大島渚は亡くなったのはもっと後だが、病に犯された期間が長かったようだ。

新選組て若い衆の集まりだったはずなんですがおっさん達が近藤や土方を演じている。それはそれで貫禄あっていいけど、違くね?とは思う。

大島渚が描く同性愛映画、て聞くと中身はとんでもないのかと思ったがそうではなかった。

衆道がばれたら即斬首!かと思いきや、当時は同性愛に関しては緩かった時代なんですね。松田龍平演じる加納に絡む者たちが次々と同性愛の虜になっていくところが面白かった。

そして最後には猟奇的な加納の面が描かれます。そもそも「人を斬ってみたいから」という動機が既にやばいが、まじだったという。

崔洋一が一番ホモっぽい顔してますね(偏見

島原の祇園で神田うの演じる太夫が登場するシーンで、女児も2人横におりますが、祇園て今もそういう感じなの?気になった。

以上!

 

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