新宿武蔵野館で鑑賞。
監督:フィル・ティペット
出演:アレックス・コックス
撮影:クリス・モーリー
作曲:ダン・ウール
サウンドデザイン:リチャード・ベッグス
ILMの誕生とその変遷を辿ったドキュメンタリー『ライト&マジック』を観た流れで、これは本作を鑑賞しないわけにはいかないだろうと思いました。
大作映画に関わってきたティペットですから、本作も当然「地獄で気味の悪い怪獣を倒しまくる」くらいの展開と思い込んでいたのですが、なめてかかっていました。
なんですか、これは(笑)
展開についていくことができず、途中で爆睡してしまいました。
けど、気が付くと両隣の観客も寝落ちしていました。
そうです、本作は悪夢へと誘う視覚効果を持ち合わせていたのです!(笑)
高橋ヨシキ氏が「こんなに彼がゴア描写寄りの人だとは思っていなかった」と仰っていますが、まさにそう。
こんな一面があったなんて。
というか、こんな狂気のクリエーターを、ルーカスやスピルバーグは商業向けに使いこなす技術を持っていたのだろうと思わされます。
本作は画面が暗いのもあり、もう一度鑑賞してもどうせ寝てしまいそうなため、DVDが出るのを待ちたいと思います。出なかったら一生後悔するかもしれん。
赤ん坊のクリーチャー、突然の実写、音楽も心地いいから眠気を誘うし、
これは顔に辛子塗りたくって鑑賞するしかないかもしれません。
絵面自体は強烈に印象に残るんですけどね。
以上です!