西田稔の爺(時事)評論

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日本が中距離弾道ミサイルを保有する権利を宣言するのは今しかない。

2018-04-29 09:51:43 | 日記
北朝鮮がICBM(長距離弾道ミサイル)の放棄だけでなく日本に届く中・短距離弾道ミサイルを放棄しないならば日本も自衛のための抑止力として中距離弾道ミサイルを保有する権利をもつということを、4月の安倍・トランプ首脳会談に合わせて宣言するべきであると私はかねてから主張してきた。
この点からみれば先ごろの日米首脳会談にはがっかりしたと言わざるをえない。何度も自身のブログで述べてきたことだが、米朝交渉の結果として北朝鮮の中距離核ミサイルがそのままに残されるような事態になれば日本は自衛のための抑止力として中距離弾道ミサイルを開発・配備する権利を当然に保有することを、今この時点で世界に向けて宣言しておくことが不可欠である。そうでなければ、日本は北朝鮮と中国の軍事的脅迫の前でなすすべもなく屈服させられる事態になるであろうことは容易に想像できる。そうでなくても日本は彼らにとって都合のよいお財布にされてしまうであろう。
日本はアメリカに頼んで売ってもらわなくても自前で弾道ミサイルを開発・製造する能力をもっている。最先端の戦闘機や迎撃ミサイルはアメリカが日本に供給しないと言えばどうしようもないが、弾道ミサイルは日本が自前で作ることができる。大事なことは、日本がそれを自衛のために保有する権利を当然にもつということを世界に向けて宣言しておくことである。
安倍政権がそれをできないというのであれば、日本の独立と国民の防衛に対して責任感をもつ政治家たちがそれを世界に向けて届くように幾度も明確に発信するべきであろうと私は考える。
なお、ameblo(アメーバブログ)の「西田教授の一言」も参照くだされば幸いです。