西田稔の爺(時事)評論

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自民党総裁選挙立ち合い演説会をTV視聴して

2024-09-12 16:08:48 | 政治・経済
自民党の総裁選挙、立候補者9人がそろって所信表明演説をおこなった、それをTVで視聴した感想をのべてみたい。
最初に登壇したのが高市早苗大臣、得意の安全保障政策をはじめとした具体的政策論や国家観nについて全く述べることなく、党改革論に終始した。作戦失敗ではなかったかなという印象をぬぐえない。残念。

石破茂氏、相変わらず評論家風の話ぶりで、抽象的な問いかけに終始した印象。最悪だったのは、国連の平和維持体制が崩壊したなかで、東アジアにはNATOのような集団安全保障態勢をアジアの国々と一緒に作らなければならない、と述べた。夢物語だろう。それとも、中国を核とする安全保障体制を密かに思い描いているのかな。冗談だろう。

河野太郎大臣が、ちょっと一言だけにせよ、東アジアにける中国独裁政府のやりたい放題の横暴について触れたのは評価に値する。河野太郎は媚中派だという世間の評判を気にしてのことかもしれないけれど。河野太郎氏以外には、今回の所信表明演説で中国共産党支配の巨大国家による東アジアの安全保障危機について触れた候補者はいなっかたように思う。これは中国に対して誤ったシグナルを送ることになるだろう。

経済以外のもっとも重要な課題である憲法改正については、皆さんその必要について述べてはいたが、総理就任後1年以内をめどに憲法改正の国会発議にこぎつけるべく、最大限の努力をすると述べた候補は一人もない。皆さん今の憲法でも日本は生きていけると思っているのかな、残念。

経済政策として非常に重要な規制改革については、河野太郎大臣の演説が抜群の迫力で突破力を感じさせる。小泉進次郎氏のライドシェアよりも河野太郎氏の自動運転システムの規制改革の方が格段に経済成長に影響力がある。


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