その日の朝、静かに目覚めた。
雨は降っていないけれど、グレーの厚い雲がたれこめている。
おそらく天気は崩れてくるだろう。
でも憂鬱な空を眺めながらも、エネルギーが涌いてくる
だって、待ちに待った断捨離講座の開講日だから。
遠方からの参加者さんは、すでに出立しておられるだろう。
午後1時には、会場に30余名が集結する。
年齢も立場も状況もみんな違う人たちが、同じ目的のために一堂に会する。
目的…、それはただお片づけ術を学ぶことではない。
よりよく生きるため。
ありのままの自分を認めるため。
自分を縛る制限に気づいて外すため。
もっと自由に身軽になるため。
笑顔と希望に溢れた日々を過ごすため。
今より幸せになるため。
ごきげんに生きていくための大切なヒント、必ず見つかるよ。
そう思うだけで、心が浮き立つ。
断捨離講座in金沢は3回目を迎える。
当日に急遽参加を決意されたリピーターさん2名を含め、
今回の参加者は総勢33名。
金沢市内をはじめ、北陸3県と
遠くは京都、奈良、岡山、長崎からお迎えする。
メールでしか知らない受講生さん達と、初めて顔を合わせる。
でも初めてという感じはしない。
受け付けの時点で、すでに仲間意識が芽生えているのかもしれない。
今回、私もひとつのチャレンジをした。
冒頭のご挨拶、なんの準備もせずに臨んだのだ。
これまでは、事細かに内容を考え、練習したことすらあった。
だけど、どうしてそんなにきっちり準備するのだろう?
…それは不安だから。
大勢の前で、頭が真っ白になったらどうしよう。
上手に話せなかったらどうしよう。
不安に突き動かされての、下準備だった。
だけど、どうしてそんなに不安なのだろう?
…それは、自分を信用していないから。
私にはできる!…という信頼がないから。
そこで今回は自分を信頼してみることにした。
頭の中に原稿を用意しないで臨む。
まさに出たとこ勝負。
どうなることやら。
「みなさま、ようこそいらっしゃいました」
…の挨拶の後、一同をぐるりと見回す。
さて、どうしよう…と間を置くと、
「あらあら、どうした?」とひでこ先生が茶々を入れるし!
「では、私と断捨離の出会いについて…」
自分軸や掃除の3ステップの話ではなく、
私個人の体験を話そう…、受講生さんの顔を見て、自然とそう思った。
自分の話だから、自分が一番よく知っている。
最も自信を持って話せることだ。
…こうして、主催者momoは、不安をひとつ断捨離した。
photo by ふみさん
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