怒りについての考察。
人は自分が理解してもらえない時、怒りを感じる。
それも相手のものさしではなく、
自分の思うように理解してもらえないと満足しない。
怒りの背後には、「私をちゃんと分かってよ!」という叫びがある。
ここでひでこ先生が、実際に怒りを感じた時の話をされた。
「え~~~っ、やました先生でも怒ることがあるんですか?」と声があがる。
そりゃ人間なんだからね
表舞台で活躍している人なら、なおさらいろいろあるだろう。
だけど、…怒ってる姿なんて想像できない。
あの笑顔を見ていると、怒りの感情なんて元々ないのでは…と思ってしまうから。
だけどそうじゃない。
私達とまったく同じように、不当なことには腹が立つ。
問題は、その感情をどう扱うかだ。
まずは自分が怒っていることを認める。
あ~~、私は今怒っているんだな…と。
怒りを感じることは悪いこと…みたいな風潮があるが、
怒りは否定しなくてもいい。
そして、私は理解されないから怒っている、
本当はちゃんと分かってほしいんだ…と怒りの理由を認める。
そうすると不快な感情を、相手のせいにしなくてもよくなるとのこと。
つまり被害者意識に陥ることなく、感情を処理できるのだ。
う~~~ん、そうくるか。
幼少の頃から、お友達とは仲良くしましょう…と教えられてきた。
小学校に入学したら、友達は100人作らなくてはいけない。
いつもニコニコして、誰とでも仲良くするには、怒りは邪魔になる。
だから極力押し殺すようにしてきたけれど、
でもあるのに、ないって思うのは、とっても不自然。
怒りを感じたら、私は怒ってる…って認めてあげればいいのか。
気持ちがふっと楽になる。
講義を聴きながら思った。
ひでこ先生は片づけ術を伝授しているのではない。
断捨離を通して、受講生さんのセルフイメージを育てているんだ
この怒りの処理方法を実際に試してみた。
日曜日、家族はお休みだが、私は忙しい。
朝から部活用の弁当と朝ごはんを作り、洗濯機を回し、
落ち葉の掃除をして、ずっとバタバタ動き回っている。
かたや夫は、プールに行って2時間過ごし、
帰ってきたらソファにふんぞり返って、のんびり本などお読みあそばす。
私はこれから買い物に行って、昼ごはんの準備、
そのあとは、義父母に届ける夕食を作らなければならない。
き~~~~っ
なんで私ばっかり!
イライラが沸々と煮えたぎってきたので、
講座で学んだことをやってみた。
…私は怒っているんだなぁ。
なんで?
私がこんなに忙しくしているのに、
夫は昼ごはんができるのをただ待ってるだけだから。
誰の食べる昼食だと思ってんねん?
誰の親に届ける夕食を作ると思ってんねん?
…私は怒っているんだなぁ…。
なんで?
受験生のくせに、息子がまだ寝てるから。
勉強さえしていれば、全てが許されると思ってんの?
少しは家族の一員として、協力してよ。
もう11月なんだから、時間を大事にしてよ。
こんな風に、台所で小さくつぶやいただけ。
…だけど、不思議と気持ちが落ち着いた。
怒ってることとその理由を認めるだけで、
相手に対する殺意イライラが、けっこう収まった。
意外といけるかも。お試しあれ。
さてセルフイメージに関連する口癖だが、
「どうせ私なんか…」や「所詮私なんか…」を多用していないだろうか?
語彙の8割はネガティブな言葉だそうだ。
言葉には大きな力があるから、
マイナスの言葉を選んで使っていると、
セルフイメージはどんどん損なわれていく。
同様に、「~~したいと思います」という言い回しはクセモノだ。
謙虚な感じがするが、実はごまかしの言葉。
願望なのか、決意なのか、はっきりさせよう。
「年内に家を片づけようと思います」と「年内に家を片づけます」。
内容的にはほぼ同じだが、そこにこめられた決意は全然違う。
ダンシャリアンは「~~したいと思います」ではなく、
「~~します!」と言おう。
その方が潔くて、断然カッコいい。
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