もう紅葉も終わりを迎えていた頃、
拝観時間と同時に訪れた妙法寺。
僕以外誰もいない。一人でゆっくり拝観していた。
坂の上に差し掛かり、しばらく経ったころ、
一人の男性が現れた。同じ拝観者だ。
いつの間にか坂の上で2人肩を並べて、見下ろしてる。
あまりの気まずさに、僕が声を掛けた。
「銀杏の葉もだいぶ落ちてしまったようですね・・。」
「あ~、そうですね。一昨日の雨でだいぶね。」と
銀杏の木を見上げながら男性が答える。
「私もカメラをやってるんですが、ちょっと下見に来ましてね。」と
男性が続けて言った。
「うん~、まだだな、もう少しかな・・・それじゃどうもっ!」と
言いながら男性は坂を下りて帰って行った。
意味深な言葉がどうも気になる。
「まだ、だな」って、何が?
「もう少し」って、どのくらい?
あと数日?数時間?そのあとに何があるの?と男性の言葉が耳の残る。
紅葉も終わりのころに、「もう」ではなくて、「まだ」って~!!
そんな「まだ」といわれた場所から撮った写真を消去するどころか
恥じらいもなくアップする。
鎌倉の良さ、「まだ」がわからないWhitetipの
クリスマスと全く関係ない画で綴るイブの夜。
by 鎌倉 妙法寺
Nikon D300
SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM
鎌倉いいですね~。
ひっそりとした感じが伝わってきて
癒されますね。
行きたくなってきました。
でも遠いなぁ(笑)
ずいぶんと鎌倉には遠いところへ
行かれましたね。
でもzimaさんが写す千葉の景色、
楽しみにしています。