血吸いバッタ -ショウリョウバッター
人間の生き血を吸い取るバッタのことではなく、手でつかむと口から茶色の汁を出すことから「血吸いバッタ」と呼ぶ地域があります。飛ぶときにチキチキという音をだすのでチキチキバッタのほうが有名かもしれません。
7~10月に見られるこのバッタはショウリョウバッタです。
頭部が尖った、大きなバッタです。特にメスは大きく、8cmぐらいになります。
オスは細身で4~5cm程度と小さいです。7月から10月頃まで見られます
緑色型と褐色型や白い筋のはいっているのがいますがすべてショウリョウバッタです。見た目は別のバッタかもと思います。
これは後から色が変わるのではなくて、母親から生まれたときにすでにそれぞれの色をしています。
遺伝的に同じ色にならないよう何系統の色にわかれています。
枯れ葉が多い場所、草が茂っている場所、土が多い場所、などどんな場所で生まれて、目立たない色で生まれると生き残れる確率が高くなります。産む卵の数は100~300ほどで、卵の中どれかの個体が生き残れるような仕組みになっています。
明るい草のはえている原っぱが好きで、住宅地周辺でもよく見られます。特にエノコログサ、メヒシバ、カゼグサなどのイネ科の葉が大好きです。
驚くと、はねを使って遠くまで飛んでいきます。オスは、飛ぶときにチキチキという音をたてます。
どのように音をだしているのでしょうか。
オスは飛ぶときに前翅と後翅をうちあわせて「キチキチキチ・・・・・・」と音をだします。
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