野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

猪名川外来の魚(生きている猪名川改訂版より)訂正版

2023-07-20 | 兵庫の自然

◆なぜ外来魚が日本にいるの?

 カダヤシ、 オオクチバス、 ブルーギルはもともと北アメリカに住んでいる魚で、 それぞれ1916年、 1925年、 1960年に日本に輸入されました。 カダヤシはボウフラ退治のため、 オオクチバスとブルーギルはゲームフィシングのためそれぞれ特定の場所だけに放流されました。 ところが、 心ない人が持ち出し、 あちこちで放流したため、 日本各地の川や池沼に広まりました。 特に、オオクチバスやブルーギルは魚のこどもや小動物を好んで食べるため、 元からいた日本の魚が絶滅に危機に瀕しているところもあります。  みなさんも、 無責任な放流をしないようにしましょう。

 

オオクチバス (サンフィシュ科)

全長50cm。別名ブラックバス。体側に、黒い斑点が一列に並んでいます。ダム湖やため池、川の流れのゆるやかな場所にすんでいます。その名のとおり、大きな口で小魚、甲殻類、落下昆虫など動くものなら何でも口にい入れてしまいます。

 

カムルチー(タイワンドジョウ科)

全長約70cm。細長い体型で体側には2列の暗色斑があります。流れのゆるやかな場所の水草の中などに潜んでいます。肉食で小魚や甲殻類を食べています。

 

ブルーギル(サンフィッシュ科)

全長約25cm。エラ(英語で gill:ギル)ぶたの後方に濃紺の斑点があるのでこの名がつきました。ダム湖やため池などの流れのゆるやかな場所を好みます。水生昆虫、甲殻類、小魚、魚卵などを好んで食べます。

 

(注)

カムルチー(タイワンドジョウ科)とブルーギル(サンフィッシュ科)の説明が入れ替わっているとしてきをうけました。訂正させていただきます。

指摘ありがとうございました。

 

 

 


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