ショウジョウトンボ(トンボ科)
5月6月の初夏を感じるのがこの赤とんぼ。真っ赤なトンボです。ため池や学校のプールなどにも飛んできます。
オスは成熟すると全身が真っ赤になります。メスや、未成熟のオスはオレンジ色をしています。
赤トンボなのですが、秋に見かけるアカトンボ(アキアカネなどアカネ属の総称)とは別物です。
トンボは全体に縄張り意識が強く、パトロール飛行をおこないます。雄同士が縄張りを巡って追いかけ合う様子も観察できます。尾を高く上げて止まってるすがたをみますが、威嚇の様子です。
「猩々(しょうじょう)トンボ」の名の由来は、成熟したオスの真っ赤な体色を真っ赤な能装束を飾っ
た架空の動物、「猩々(しょうじょう)」に見立ててついたものです。
ショウジョウトンボのヤゴは全体的にするっとしたヤゴです。春から秋にかけてよくみられ、毛が多いのがシオカラトンボのヤゴですがショウジョウトンボのヤゴは毛がありません。側面のトゲが短くて小さく、背中にトゲもありません。
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