4月 1 日 黒岩涙香の「噫無情」を掲載開始しました。
明治35年(1902年)新聞「萬朝報」に連載されたもので、ビクトル・ユーゴの「レ・ミゼラブル」の訳です。
「噫無情(ああむじょう)」は巌窟王と同じく黒岩涙香の最も知られた作品で「レ・ミゼラブル」が副題かと思われるほどです。
「噫無情」は私もそうでしたが、大抵の人は主人公が銀の皿、銀の燭台を盗む話だというくらいの事しか知らないのでは無いかと思われます。
黒岩涙香の作品の最後に掲載する積りでいましたが、思い直して、「噫無情」を読んで見ました。是は一時も早く掲載しなくてはと思いました。それくらい感動する話でした。
原文が難しい漢字や漢字の当て字を多く使っているので、漢字の当て字は当て字で無い漢字に直し、難しい漢字はなるべく使わず、ひらがなに直しました。
この「噫無情」は「はる書房」から復刻版とも言える本が出ています。
黒岩涙香の名調子を味わいたい方はこの「はる書房」の「噫無情」をおすすめします。
黒岩涙香の「噫無情」を読む方は下の
「噫無情」をクリックするか下のURLの
「トシのウォーキング&晴耕雨読」からお入りください。
http://www.tosi-w.com/