「花あやめ」連載後期
黒岩涙香の翻訳小説 『椿説 花あやめ』 を7月4日より連載開始し、8月30日 第76回を掲載し、完結しました。
原作 『母の罪』 バアサ・エム・クレイ女史 作
1902年(明治35年)6月17日から10月5日まで新聞「萬朝報」に連載された。
(黒岩涙香作品・夢現半球)より
今回の「花あやめ」は連載をめざして、2022年3月13日ころから準備を始めた。話の内容は、イギリスの蔵戸子爵の息子太郎次郎がオックスフォード大学を卒業し、社会に出る前に、世界の世情を観察する為に世界旅行をしていて、旅行が終わりアメリカから帰る途中で海難事故に会い、溺死したと見られるということだった。
第40話くらいまで準備してから連載を始める積りで居たが、第23話辺りを準備して居る時に、北海道の知床岬遊覧をしていた船が沈没したとの事故が報道された。
丁度この「花あやめ」の話が、突然海難事故で二人の後継者を失った蔵戸子爵が絶望し、生きる気力を無くして、病気になってしまうが、何とか歴史ある蔵戸子爵家の存続を図る為、死ぬ前に相続人を決めようと、気力を振り絞っている辺りだった。
突然に事故などで、身内の誰かを失った喪失感、悔しさは、並大抵では無いと思い遣られる。
此の「花あやめ」の話は、何とか蔵戸子爵が気を取り直せる結末で終わったが、知床遊覧船の事故は4か月以上を経た、9月2日現在で、未だ半数近くの人の行方が判明して居ないと言う事だ。
篠原常一郎氏のユーチューブでの話によると、遊覧船の社長の誠意ある対応が望まれる状況だとのことだ。
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