7月 4日 黒岩涙香の「活地獄」第六十五回を掲載し完結しました。
明治35年(1890年)新聞「都新聞」に連載されたもので、ボア・ゴベイの「活地獄 一名大金の争い」の訳です。
**「活地獄」のあらすじ
*破産しかけた銀行の頭取の娘瀬浪嬢に恋する柳條健児。
*破産しかかった銀行に出資を申し出る。
*銀行は倒産しないためには当面三十五万フランの金が必要。
*銀行に出資を申し出たものの、持って居た親から引き継いだ財産は銀行が必要とする金額の数分の一しかなかった。
*銀行に必要な金を得ようと、博奕に手を出した柳條健児。
*折角勝ち取った金をもう一歩のところで、ドイツ士官に取り返されてしまう。
*柳條には母親の姉の夫に金満中佐と綽名される資産家がいた。
*この資産家の金満中佐は柳條健児を気に入り、財産の二百万フラン(現在のレートで80億円)を柳條健児に相続させるとの遺言状を残して、ワーテルローでの戦いの負傷がもとで、ロシアで死去した。
*柳條健児はフランス、ルイ王朝に反対する秘密党員でもあった。
*金満中佐には実の妹の息子の鳥村槇四郎という甥があった。
*この鳥村は素行不良がもとで金満中佐に嫌われ、相続人から外されていた。
*金満中佐の柳條健児に財産を贈るという遺言状が無ければ、中佐の遺産は鳥村のものと成る。
*鳥村は金満中佐の遺言状を奪って破棄し、金満中佐の遺産を自分の物にしようと画策する。
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