JA7GOG - 宇宙は生成と衝突破壊の繰り返し

仮説、通説、迷信、誤解、目指せ間違い脱皮。勿論ここにも。
縄文時代、ペルシャ人が岩手で金を製錬。痕跡を探る。

早池峰と蛇紋岩

2015-04-18 14:42:13 | 北上島地球史
議論に終止符を打つこと間違いなし。

http://strati.sci.hokudai.ac.jp/topics/hayachine_ud/hayachine_ud.htm
≪南部-北部北上帯の境界がどうなっているのかという問題は古くから議論の的ですが,両者の間には蛇紋岩を特徴とする“断層帯”が介在するというのが一般的な見方でした.しかし最近になって,その部分は南部-北部北上帯のいずれとも区別される地質体であることが分かってきたため,独立した地質ユニットとして『早池峰(はやちね)帯』と呼ばれるようになっています≫

http://sanriku-geo.com/intro_growth/
≪早池峰連峰以南の南部北上山地の古生代の地層は、およそ4億年前にはゴンドワナとよばれる巨大大陸の北縁(現在の赤道付近)にあったと考えられており、≫

私の推理する所では、南北北上島はヌーナ大陸で既に衝突していた。

早池峰に見られる蛇紋岩は根田茂川上流、砂子川と砂子沢が合流する御蔵を火口とする
氷底噴火から噴出したもので、噴火によって起きた洪水によって運ばれたものである。

http://blog.goo.ne.jp/xbolt/e/f2a2d967a2477acf252756ccd97e9388
2014-10-27「氷底噴火」

おっと。

≪緑色岩類は,玄武岩溶岩・成層チャートを主体としますが,玄武岩中にはマンガン-鉄質赤色チャート岩体が特徴的に含まれています.その中から後期デボン紀(約3億6千万年前)の時代を示すコノドント化石が産出しました≫

3億6千万年前ですか。新しいですね。
南北北上島の間は衝突後も海だったとすれば。
あるいは、ヌーナ大陸分裂後に海になった。
御大堂山の上にはハイアロクラスタイトの層の残骸と思われるものがあり、
中津川ではチムニー、コマチアイトが見つかりますから、
外山ダムの南に海底火山があったということはありえます。さらに、
海底に沈み炭化した木の化石『ジェット』も珍しくなく見つかりますから、
海底火山が噴火したときに海底から打ち揚げられたとも考えられます。
ヌーナ大陸分裂のときにできた地溝の枝、ありえそうですが。

となると、九戸と小国川の赤い色の石灰岩が同じものか要確認。
小国川と岩洞北に同じ岩盤があるが。
さらには、氷河が運んだ石たちにも南北で共通性があるはず。

≪早池峰帯はこの島弧に対応した(石炭紀~)ペルム紀付加体として捉えることが可能になるかもしれません≫
浅岸・大塚付近にはカラミテスの珪化木が埋まっている。
石炭紀に陸地だった事は確実。

40億年の地球史が詰まっているのだから、解明は簡単ではない。

南北北上島がヌーナ大陸分裂の時、一つだったという証拠になるかもしれません。
http://blog.goo.ne.jp/xbolt/e/6764397e2bc64085a6000149c206a9e2
2014-10-06「岩手は広い」にヒラニワカルデラとトーヌッフカルデラの
カリウム質花崗岩(かな?)の比較があります。

http://blog.goo.ne.jp/xbolt/e/f4fae9151087219da6d9155ce329600a
2014-10-04「折壁峠」
北部北上島に広く見られる泥灰岩(たぶん)があります。
ヌーナ大陸に衝突する前に北部北上島に堆積したものと考えます。
折爪は陸地だったかもしれない。

http://blog.goo.ne.jp/xbolt/e/c8d5fa00e14bdb57bc50e44acf255047
2014-08-12「もやもや超大陸」
北上島の北にはヒューロン湖があったのかもしれない。

コールドプルームは凡そ1億年後ホットプルームとなって上昇するそうですから、
沈んだ泥灰岩がカリウム質プルームとなって噴出した、見た感じ、似ています。


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