JA7GOG - 宇宙は生成と衝突破壊の繰り返し

仮説、通説、迷信、誤解、目指せ間違い脱皮。勿論ここにも。
縄文時代、ペルシャ人が岩手で金を製錬。痕跡を探る。

卓状検証

2015-06-20 00:13:14 | 北上島地球史
御大堂山の南の山から御大堂山を望む。

ヤブーが卓状火山のカルデラか、検証に御大堂・櫃取へ。


帰ってから気がつきましたが、この山には大きな岩がありません。
普通、これだけ砕けた石があれば、砕ける前の大きな岩もあります。

こんな小石ばかり。


珍しく、大きい。

パホイホイ溶岩が流れたのか?(ヌーナ分裂)

色から蛇紋岩ではなく、硫化鉄質な溶岩。(コピルバラ環状列島)

オレンジ色の石がゴロゴロしているだろうとの期待を持って、櫃取へ降る。

大川、これほどキレイな流れは見たことがない。

水が流れているのですが写りません。
泳いでいます。


オレンジ色の石が見当たりません。仮説は瓦解か。
カルデラの中なら何かあるか。御大堂山へ戻り向井沢川へ向かう。


掘り出された石、風化橄欖枕状溶岩か。


ここにも無いか、と、ヒビの入った石、割ると。

ありました。オレンジ色は赤錆か、川の流れに洗われて落ちたようです。
磨かれた面は、調べたところ蛇紋岩。なるほど。
≪カンラン石と水から蛇紋石と磁鉄鉱が生成される反応≫
岩洞湖には砂鉄磁鉄鉱が大量にあります。
川に流れ込む沢には黒い橄欖岩もあります。
(蛇紋岩は氷底噴火)

ということで、卓状火山カルデラ、成立。

帰り際、ここには氷河が運んだ石が無いことに気が付く。
櫃取はロディニア期全球凍結の後の氷底噴火。
山の高さから、厚さ1000メートルの氷に被われていたと思われる。
御大堂山は、コピルバラ海底火山、ヌーナ分裂、氷河砕屑岩、卓状火山が残した溶岩、など、いくつものの事件がからんでいて複雑。
迷子石を運んだのは22億年前の氷河で北部北上高地を形成。
ヤブーはヌーナ分裂。

2017年12月修正

ヌーナ分裂は2017-12-17「非凡な石」へ

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