並木たより

写真付き日記

褒章

2006-06-15 09:27:58 | 日記・エッセイ・コラム

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永年、社会事業に献身して来られた先輩方の褒章・受章のお知らせを頂く。おめでたいことである。経済至上主義の時代に損得を度外視して働いて来られた業績が認められるのは稀有なことで、文字通り「ありがたい」ことである。

永年、自分の事を二の次にして、他人のため隣人のために働いて来られて、褒章から無縁の方々が居られる。尊いことだ。主イエスは「世の光、地の塩」と言われた。塩がその効用を果たす時、その姿は融けて見えない。地の塩とは、見えないところで働く主の僕のことだ。

「世の光」も勿論大切であるが、光は顕在化するから、多くは要らない。灯台の光はひとつあれば沢山の船の標(しるべ)となることができる。一方、世の腐敗を防ぐ「地の塩」は、地域ごとに、町内ごとに、また、職場ごとに必要である。したがって、「世の光」に任ぜられるのは少数の「選良」であり、「地の塩」に任ぜられるのは多くの「市井の平民」である。

藤井武は「この世でも褒められ、あの世でも褒められようと言うのは、虫が良すぎる」と言ったと伝えられている。現世評価と来世評価は両立しないのかも知れない。

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「施しをするときは、右の手のすることを左の手に知らせてはならない。あなたがたの施しを人目につかせないためである。そうすれば、隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる」(マタイ伝6:3-4)

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(今日のお弁当)

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ジャワ支援

2006-06-14 12:31:10 | 日記・エッセイ・コラム

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ジャワ島中部地震の被害者数は8,000人を超えつつあるというのに、日本のマスコミは全く報道しなくなった。事件が多すぎるせいだろう。しかし、かの地の被害が収まった訳ではない。

早稲田の(信愛学舎の)学生たちが、何とか支援に駆けつけたいと方法を探している。ビザをもらうにも、航空券を購うにも、条件が付く。スポンサーになってほしいOB会からは「危ないことは止せ、何かあったら誰の責任か?」の声も。

しかし、「求めよさらば与えられん」である。慶応大学教授のティースマイヤ・リン先生(メコン流域ネット女性と開発プロジェクト代表)の現地レポートを聞くアポが取れた。何と明15日夜8時半から横浜で。続いて「草の根援助運動」の中山悦子共同代表からも現地の詳しい状況が・・・。

既成社会の既製ルールに従っていては発揮できない愛の発露がある。若者の熱い思いを直接に行動に移す、「知行合一」こそ、新時代を開く革命のエネルギーであるに違いない。宗教ならざる福音、キリスト教ならざるキリスト。

「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる」(マタイ伝7:7-8)

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(昨日の お弁当)

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グローバルエンジニアへ向けて

2006-06-12 11:42:57 | 日記・エッセイ・コラム

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「APEC域内の発展を促進するために国境を越えた技術者の移転が不可欠」とのAPEC首脳会議の決議を受けて、国際相互認証資格APECエンジニア制度が2001年に発足した。

一方、技術者教育の質的同等性を国境を越えて相互に認証しあう協定、いわゆるワシントンアコードが1989年に締結され、我が国ではJABEE(日本技術者教育認定機構)が2005年に正式加入を認められた。

日本の技術者がAPECエンジニアの枠組みを通じて、グローバルに活躍していく可能性があり、この国際的な技術者の能力向上のために、ワシントンアコードの役割が大きく、JABEEの貢献が期待されている。

昨年末ラオスで開催されたASEAN技術者会議(CAFEO-23)の席上、APECエンジニア調整委員長のGue博士(マレーシア)に来日の意向を伺ったところ快く応じて下さった。来る9月6日工学院大学(新宿)で開かれる日本技術士会全国大会で講演して頂くこととなった。「国際音痴」の汚名を返上する機会としたい。

http://www.engineer.or.jp/zimukyoku/zenkokutaikaiannai.pdf

「地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」(創世記12:3)

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(今日のお弁当)

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恩寵感謝

2006-06-11 10:59:05 | 日記・エッセイ・コラム

余はいまだよく神の何者たるかを知らず。されどもその余の悪を憎みたもうにまさりて余の善を愛したもう者なるや、あえて疑うべきにあらず。

余が終末(おわり)の裁判(さばき)の日において神の前に立つや、余の悲嘆は余の悪の多きことにあらずして、余の善の少なきことならん。

しかして余はその時余の予想に反して、愛なる神が余の犯せしすべての悪を忘れたまいて、ただ余のなせし些少の善をのみ記憶したもうを発見して、驚愕の念にたえざるべし。

われら神の怒りについてのみ念ずるはあやまれり。神は怒りの神にあらず、恩恵の神なり、すなわち赦免(ゆるし)の神なり。(内村鑑三)

  

「天が地よりも高いように、主がおのれを畏れる者に賜る慈しみは大きい。東が西から遠いように、主はわれらの咎(とが)をわれらから遠ざけられる。父がその子を憐れむように、主はおのれを畏れる者を憐れまれる。主はわれらの造られたさまを知り、われらのちりであることを覚えていられるからである」(詩篇103:11-14)

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友有り、遠方より我を招く。いざ往かむ。往きてしばし「恩寵感謝」につきて語るところあらむ。

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(今日のお弁当)

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廣瀬 茂 先生

2006-06-10 19:54:28 | 日記・エッセイ・コラム

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麦の会初代会長 小児科医 故廣瀬誠先生の父上、廣瀬茂先生から転居のご通知を頂いた。

「生活の便利さを求めて、横須賀市の中心近くに移転しました」とある。たしか今年104歳になられた筈だ!

昨年元旦、廣瀬誠先生がボランティア先のミャンマー(ビルマ)で客死されたのち、葬儀や記念会を取り仕切られたほか、13年間のボランティア記録を精査されたり、追悼文を執筆されたり、精力的に活動され、周囲の者は、そのエネルギーに圧倒された。

さらに、また、ご令息の為残(しのこ)した仕事を達成しようと目論んでおられるに違いない。ふたたび我々は活きた奇跡を目撃することになるのだろう。

「年若き者も疲れて倦(う)み、壮(さか)んなる者も衰えおとろう、然はあれど主を待ち望む者は新たな力を得ん、また鷲のごとく翼を張りて上らん、走れども疲れず、歩めども倦まざるべし」(イザヤ書40:30-31)

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(今日のお弁当)

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