河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

畑――命の落花生

2022年09月28日 | 菜園日誌

ピーナッツが好きで、酒のアテには欠かせない。だから、個人的には「命のピーナッツ」とよんでいる。
それほど好きならば自分で作ろうと、栽培しだして15年ほどになる。
一度に全てを収穫するのではなく、何度かに分けて収穫する。落花生の塩ゆでを食べるためである。
塩ゆで落花生は収穫二日以内の新鮮なものでないと極端に味が落ちる。だから、スーパーに並べられることはない。
そこで、その日採った一部はアテの塩ゆでにして、残りは乾燥させて後日にピーナッツにしている。これも農家の特権である。

今年は近くの畑仲間にもらった「おおまさり」という塩ゆで専用の落花生と、今までの「ジャンボ落花生」を半分ずつ栽培。
葉が少し黄色くなってきたので「おおまさり」から収穫開始。
いくらピーナッツ好きでも、そんなに多くは食べられないので、昨日から近くの道の駅に出荷。今年初めての搬入になる。
本当は朝に収穫して売りたいのだが、時間がないので夕方に収穫。
きれいに水で洗って、出来の良いのを選別して袋詰め。出来の悪いのが我が口に入ることになる。

売れ残りは閉店後か翌朝に引き取るというルールがあるので、良いのしか搬入しないようにしている。
売れたかどうかは一日に四回のメールで教えてくれる。売れ残ればピーナッツにするしかない。
しばらくは落花生を出荷。その後は里芋を出荷する。これが一年分の肥料、種代になる。
命の落花生である。

初出荷は午前中に完売。めでたしめでたしである。

※「落花生蜘蛛牙彫根付」(国立文化財機構所蔵品統合検索システム)

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