唐突な質問 「〇〇が鳴くからかーえろ(帰ろう)」。〇〇に入る動物はナニ?
♪夕焼け小焼けで日が暮れて
山のお寺の鐘がなる
おててつないでみなかえろう
からすといっしょにかえりましょ♪
(『夕焼け小焼け』作詞:中村雨紅、作曲:草川信)
多くは「からす」と答える。
しかし、からすが鳴くのは「カラスの勝手」で帰る理由にはならない。
正解は・・・天気予報が当たって今日は雨なのだ。
野菜の生育のためには雨は降ってくれなければ困るのだが、永く続くと気が滅入る。
雨が降って元気なのはカエル。
皮膚呼吸をしているので、湿気が多い方がカエルは元気になる。
だから、「カエルが鳴くと雨になる」というような観天望気(自然現象を根拠にした天気予報)が成り立つ。
「♪カエルが鳴くからかーえろ。オタマがいるから大丈夫♪」という童歌があった。
カエルが鳴くと雨になるから早く帰ろう。でも、オタマジャクシは水の中で、しかも赤ちゃんなのに鳴かないからもう少し遊ぼう。
親の思いを無視した子どもの我がまま。
子どもの勝手。
しかし、昔の子どもには共感できる童歌だった。
今の子は家の中でゲームだが、昔は外で遊ぶのが常だったから。外でしか遊べなかった。
だから、昔は「カエルが鳴くと雨になる」の予報を信じていた。でも、その予報を無視して勝手に遊んだ。
しかし、実際は「カエルが鳴くと雨になる」の予報的中率は30%とか。
カエルは気持ちがいいから鳴いていただけなのだ。
カエルの勝手だった。
♪かえろかえろと なに見てかえる
寺の築地(ついじ)の 影を見い見いかえる
かえろがなくから かえろ♪
♪かえろかえろと だれだれかえる
お手々ひきひき ぽっつりぽっつりかえる
かえろがなくから かえろ♪
♪かえろかえろと なにしてかえる
ねぎのこぼうず たたきたたき かえる
かえろがなくから かえろ♪
♪かえろかえろと どこまでかえる
あかい灯のつく 三丁さきまでかえる
かえろがなくから かえろ♪
(『かえろかえろと』作詞:北原 白秋、作曲:山田 耕筰)
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