河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

畑105 / fruitful life

2023年10月17日 | 菜園日誌

落花生を道の駅に出荷している。
半分ほど出したが、残りの株の出来が悪い。
これはおかしいぞと、日誌を調べてみると、そうだ! 五月の十日に蒔いたうちの半分は何か(たぶんイタチ?)にほじくられていたのだった。
生き残った半分は五月の二十日頃に定植し、ほじくられた半分は蒔き直し、加えて新しい三品種を追加して蒔いて、五月の末に定植したのだった。
ということは、十日ほど遅らせて収穫すべきだったのだ!
というわけで、十日ほど、畑でするべきことがなくなった。

朝、「子ども見守り隊」の当番だったので横断歩道に立つ。
そして、登校する子どもたちに「おはよう!」を何十回と言う。
すると、「おはようございます!」と子どもたちが人数分返してくれる。
さらに、中学生になったオービーたちも「おはようございます!」と返してくれる。
少しシャイになった高校生は頭を下げるだけが多いが、時たま「おっちゃん、まだやってんのかいな、がんばってや!」
「あんだら、おまえこそ勉強がんばりや!」
「ありがとう! ほな、行ってくるわ!」
「ああ、行っといで!」

死ぬほどの元気をもらって、そのまま畑へ。
だからといって、今は、たいしてすることはないので一まわりして、家に帰って、のんびり。
それでもって、夕方、畑へ。
しかし、することはない。

ドッカリと椅子に座り、ぼんやりと、目の前の秋をながめる。
写真のようにたわわに実った稲穂・・・なのだが・・・。
早どりの水稲を九月に稲刈りして、二度目の穂が出てきたもので食べられない。
草丈30センチほどで、小米(こごめ)と呼ぶ小さな実が入っているだけで鳥のエサくらいにしかならない。
・・・なのだが、第二の人生を細々と送っている自分のように思えて愛おしくなる。
これも、fruitful life=実りある人生。
物事を良いように考えられるのも、子どもたちに元気をもらったお陰にちがいない。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 92 / 重言 | トップ | 畑106 / 仕置き »

コメントを投稿

菜園日誌」カテゴリの最新記事