終戦記念日の夜に、ヌートリアに根元から掘られたサツマイモ。
少しくらいは地中に根が残っていて、再生してくれるのではと期待していたのだが、儚い夢に終わった。
そこへきて、今度はイチジクの枝をポッキりと折られた。
カラスが実を地面に落とそうと枝に乗ったのだ。
泣きっ面にカラスである。
遠くで鳴るパトカーのサイレンの音さえいまいましく聞こえる。
77年前、人々は日々鳴り響く空襲警報のサイレンに恐れおののいていた。
『国立国会図書館月報』(654号 2015年10月)の中の記事。
終戦の年(1945)の少年雑誌『週刊少国民』が紹介されている。
上は7月29日号で、山の上などで敵機の来襲を監視する少年監視哨員の写真である。
下は9月2日号で、「食糧増産に流す汗」と題して、野菜を抱えた笑顔の少年の写真。
わずか一か月でこんなにも変わるものかと思いつつも、どちらの少年もたくましい。
我が細事と戦争を比較するのは恐れ多いが、仲良くやっていくしかない。
ぼくらはみんな 生きている
生きているから 笑うんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから うれしいんだ
手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮
トンボだって カエルだって ミツバチだって
みんな みんな生きているんだ 友だちなんだ
(作詞 やなせたかし『手のひらを太陽に』二番)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます