マルよトレイル

俺の前に道は無い 通った跡にペンペン草

3Dプリンターの素材について

2024年01月08日 | 2024年RC製品情報


フォーミュラカーに限りませんが、
せっかくのスケールモデルですから可能な限りリアルな格好いいスタイルで走行を楽しみたいもの。
KスタジアムではスタッフOGTが3Dプリンターによるディテールアップパーツをトライしており
オイラは耐久テスト係です、壊す専門の(≧∇≦)
RCカーの実走行に耐える造りとなるとそう簡単ではないので、じっくりと試行錯誤を繰り返す日々を楽しんでいます。

そんななかでもこれはドライバー心理からして助かるな~というパーツがこのリヤディフューザー。
スマホケースなどでもおなじみのTPUフィラメントなのですが、こんなに柔軟性が出せるんですね。
ウイングと共締めなのでネジ穴部の肉盛りには気を遣ってあり十分な強度が確保されています。

適材適所でどんな部位でもこの材料が向いているわけではないでしょうが、
いわゆる自作でこういうパーツが作れるとはいい時代なのでございます。


現在テスト中の采ブランドフロントウイング。
同時に用意していただいた取り付け確認用の仮ステーを、こっそり走行したら2周でブチ折ったので、
OGTに泣きついて代替品を作ってもらいます。

といっても本体だってビジュアル優先の形状確認用なのでクラッシュ厳禁。
もしかするとパイロンに乗って着地しただけでも折れる可能性があります。
しかし普段と変わらない攻めで走れないとテストになりません。
ということでTPUフィラメント発進!
柔軟性は抜群ですね。これならパイロンも怖くない。
そして意外なことに、これで走っても全くバタつかないのです。
おそらく風圧で全体を均等に押さえ付けているからだと思うのですが、
ぐにょぐにょ感もしなっている感も全くありませんのでかなりリアルなテストが行えたのであります。

なおこの素材は使える3Dプリンターの仕様が限定されるし造形も難しくテクや知識が必要なんだとか。
試そうと思ったオペレーターさんはめっちゃ調べてね~。

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ボールデフグリスの考察

2024年01月07日 | 2024年RC製品情報


今までデフグリスのお話をしたことが無かったような・・
ということで今回はお気に入りの製品をご紹介してみます。

Kスタジアムにおけるフォーミュラクラスの主要レギュレーションは、
・190mmナロー
・ゴムタイヤ
・指定グリップ剤使用可
となっています。
この条件下で現在ドライブしているOF-01ではキット標準のフローティングボールデフを使用していますが、
これに使うデフグリスはいろいろ試したところモロテック製品に落ち着いています。

ハイグリップ路面ではコーナー立ち上がりの内輪空回りが顕著に現れ、これはラップタイムに大きく影響します。
このトラクション抜けを少しでも防ぐために高い粘度のものを選びたいのですが、
デフリングとボールのグリップ力、持続性、塗りやすい材質感などの総合力で当製品が気に入っています。

そしてノンスリップデフを思い付いてもう3年近くそのシステムで走っているのですが、
これに塗布するグリスとしても非常に優秀なんです。
季節問わず効きは安定しているし持続性も半端ない。
焼き付き、シリコンリングのバースト、デフハウジングの摩耗なども無くこれまでノントラブル。
この特殊な用途においても他にない高い総合力を発揮してくれるとても有難い製品なのです。
クリーンで超フラットなインドアという好環境も相まって、普通では考えられないくらい長期間走り込めます。


最近3個目を買いましたが、年1個も使わないで済んでいる感じでしょうか。
店長号やゲスト用と3台運用していてそんなものですから助かっています。
まあ若いころのように一日に何本も走れなくなっているのが大きいかな^^;

なおグリップ剤使用不可、屋外アスファルト、低グリップなどの環境なら違うチョイスになると思いますので念のため。

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リヤウイング試作

2024年01月05日 | 2024年RC製品情報


こちらはスタッフOGTがコツコツと作製を進めている最新F1型リヤウイングでございます。
昨年のレッドブル版から空力もルックスも進化しました。
近未来的フォルムがそそるのですが一歩間違うとダサくなるそうなので、
デザインセンスって重要なんですねぇ~。


さて実走面でいうと、リヤはフロントにもまして重量に敏感です。
大型化で空力が上がってもトップヘビーになると過剰ロールでマイナスになるからです。
いかにイメージを崩さず無駄を削いで、空力を最大限に確保できるかが問われるわけですね。

なお重量の問題については、
例えば今使っているウイングの取り付け高さを変えてみるだけでも違いが分かります。
もしリヤグリップのすっぽ抜けで悩んでたら、下段取り付けに答えがあるかもですよ!

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NEWフロントウイングの走行テスト

2024年01月04日 | 2024年RC製品情報


前回お伝えした采ブランド新型ボディ開発の続きでございます。
先行で試作されたフロントウイングで早速走ってみました。
(2周目でインに突き刺さり根元の仮ステーをボリンチョと折ったのは内緒です)


ダウンフォースが効いてるっ!てのが第一印象。
前方からの投影面積もこれだけ違えばそりゃそうですよね。


両端も車幅近くあるので、タイヤのエッジにまで荷重が効いてる手応えがあります。
ステアリング切り始めの反応もいいし(最初に突き刺さったのはそのせいです^^;)
ともかくどの速度域でも押さえが効いていて、ず~っと曲がってくれる。
もうひと曲がり欲しいなと思ってる人はもうこれで一発解決でしょう。


試作品ではまだマテリアルや形状などが詰められていないので、
現在使用しているタミヤ製品に比較して重量は重め。
それがどう影響しているかもしっかりテストします。
手っ取り早く、タミヤウイングで走行しながら途中でノーズ内にウエイトを付けます。
これ、アンダーになります。ハンドリングの反応もダルくなります。
(逆じゃないの?と思った方はぜひテストしてみてください)

つまり重量的ハンデをも上回って回頭性が勝っていたんですね。
実際にはこの試作ウイングを付けるとリヤグリップが負けるので、
今まで曲げる方向に振っていたセッティングを穏やかにしてみました。
今回はグリップ剤の塗り時間を短縮するだけでバランスが取れましたが、
ほかの候補を挙げるとキャンバー、アッカーマン、アクスルオフセット、フロントスプリングなど
無理して曲げようとするとクセがでたり気難しくなりがち。
イジって「曲がるようになった」と思っても、
実は立ち上がりで握れなくなっていてタイムが伸びないのはよくあること。
これらを標準値にしてナチュラルな空力に頼るというのは健全ですよね。
実際ラクに速く走れるのでアベレージが上がります。
これに加えてリヤウイングも強化されたらと妄想は膨らむばかり(*´∀`*)


これまではデザイン、入手性、価格、耐久性などのバランスからタミヤ製品を使用していましたが、
今の190mm規格に対してはサイズが小ぶりなのがネックでありました。
しかし実車の最新フォルム型が製品化されればそれも解決ですね。
格好よくリアルに作られたものが、走っても高性能って最高なのでございます。

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