インドに歴史は無く、そこには「永遠」があり、近代小説家である著者は、「近代小説」
では永遠だけは扱わないので、困るというようなことが書いてあって、感慨深い。195
0年代にインドへペンクラブの会合で渡った著者の記録、エッセイ。日本から西へと行く飛
行機の中から見下ろすデルタ地帯に大河が何本も流れる様子は、自然という言葉に日本人が
感じるものとはまったく別の、野蛮で、手に負えず圧倒されるものと感じさせるもの。
パキスタンの様子も出てくる。家財というものがない、家とよぶには慎ましい、土でで
きた家で暮らす人の様子。そこへの道中バスで乗り合わせた老人は、「(日本は)ロシアに
勝った(勝ってすごい)と思ったら、自分ら(インドやパキスタン)から搾取する英国と同
盟を結び、、(云々)」と日本人の著者に言う。50年後の今、世界の日本を見る目は今も同
じかもと思う。
では永遠だけは扱わないので、困るというようなことが書いてあって、感慨深い。195
0年代にインドへペンクラブの会合で渡った著者の記録、エッセイ。日本から西へと行く飛
行機の中から見下ろすデルタ地帯に大河が何本も流れる様子は、自然という言葉に日本人が
感じるものとはまったく別の、野蛮で、手に負えず圧倒されるものと感じさせるもの。
パキスタンの様子も出てくる。家財というものがない、家とよぶには慎ましい、土でで
きた家で暮らす人の様子。そこへの道中バスで乗り合わせた老人は、「(日本は)ロシアに
勝った(勝ってすごい)と思ったら、自分ら(インドやパキスタン)から搾取する英国と同
盟を結び、、(云々)」と日本人の著者に言う。50年後の今、世界の日本を見る目は今も同
じかもと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます