当事者の綾屋紗月さんとパートナーの熊谷晋一郎さんの本。
最後のお二人の写真を見てほっとする。綾屋さん、色々大変だったと思うが、
パートナーが今いて、よかったね。
最後の熊谷さん解説で、自身の小児まひの障害と、綾屋さんの、アスペルガーを対比させ
て、自分は不自由をわかってもらえるが、綾屋さんの、内部に同じような困難をかかえてい
るにもかかわらず世間へのわかってもらい辛さを言葉で丁寧に、言ってるところが、わかり
やすかったです。
さて、綾屋さんの説明もよくわかった。
なぜメニューを決めるのにも時間がかかるか、⇒体の状態をまとめあげるのに
時間がかかるから。
体の知覚過敏というか、すべてうけとめてしまうというか、受け止める情報が多いという
か、そういうことがアスペルがーの人には少なくないというが、、、。
綾屋さん、何をするにも時間がかかることがわかっているので、「なになにしたい」といち
いちその場で判断するのでなく「なになにします」というふうに例えば時刻で決めて、
暮らしているとか、、、。
外から見てのアスペルガーの人の特異性には、内からみるとこうなっているのかというこ
とが、大変、すごくわかりやすかったです。説明が上手だなあとおもいました。
また、出産の場面では助産院でうまくいった、というお話で、これは今から出産するアス
ペルガーの方々には、大変有益な情報ではないかと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます