幸の現状





静岡県焼津市で ブリーダー崩壊(個人繁殖家の崩壊)が発生したのが

2013年7月17日。

あれから10年を迎えようとしています。




里親募集にて最後まで残った子達の中のひとり 幸(ゆき)。




( 写真:毎晩のお顔拭き&ケアタイムに ご満悦な様子の幸ちゃん )






同年11月 我が子として受け入れ、威嚇も段々と治っていくなかで

異常を感じていた骨の検査を行い、状態確認が出来たのが

2014年2月4日(掲載は6日/レントゲン写真は3月16日掲載)

変形性脊椎症のブリッジというタイプでした。



知識のない、責任のない『近親交配』という弊害が彼女の身体に顕著に現れてしまった。

院長先生は、この先の不安要素をじっくりと説明してくださいました。



それでも我が子となったからには心だけでも通わせ

楽しく穏やかな日々を送って欲しいと願い対応してきました。


その甲斐もあり、威嚇は全くなくなり

甘えん坊さんに大変身し、色々な出来事を抱えながらではありますが

10年の月日を共に過ごして参りました。









ここからは、そんな 『 色々な出来事 』 をまとめます。





2022年3月12日

朝から歩行異常を感じる/昼頃より腰下の動きの異常

変形性脊椎症の進行との診断

拡張されたケージ生活に入る。





(写真:ケージの中でのんびり)





2022年7月20日

お腹の張りの異常を感じ検査/エコーにて腎臓肥大を確認

多発性嚢胞腎のため、腎臓の片方の摘出手術を行う。

貧血状態の為、トラからの輸血を受け8月5日に手術。




2022年8月5日

腎臓と思っていた異常は肝臓であり

多発性肝嚢胞確認。

嚢胞は肝臓の周囲も覆い、王蟲のよう。

中はリンパ液の可能性。

肝臓の中にも水疱が沢山存在。

手術不可能なため、開腹後閉じた。

腎臓は2つとも機能しているが右が小さい。

腎臓が悪くならない程度の輸液を継続していく。




2022年8月

初旬から右目に光が見えない。

白内障に似ているが目の曇りはあまり感じない。

通院し、点眼で対応開始。




2022年8月8日 トイレに鮮血

膀胱炎を疑いコンベニア接種。以降出血ナシ。

この件から更に歩行が不便になったと感じる


2022年8月11日 夕方から目の焦点が合わず声で判断

2022年8月13日 夕方から、ごはんの位置がわからない

2022年8月23日 顔を左側に傾ける/斜顎か




その後、盲目となる。

変形性脊椎症の悪化でではありましたが

盲目になる前にケージ生活に入っていて

何処に何があるのか把握出来ている状況がここで助かりました。



元々、耳も遠かったが

この頃から ほぼ聴こえなくなる。








( 写真:前面開放の 段差無し 介護用ベッドがお気に入り )








2023年5月29日 23:00

いちごの終末期に入った頃、初めての痙攣を起こす

( 心配事が ふたりに (T ^ T) )




2023年6月4日 13:00


呼吸困難を起こす

場所を問わず何度も鮮血を含む排尿をする。

膀胱炎の兆候か?コンベニア対応で治る。



2023年6月25日


鮮血を含む落ち着きのない排尿。

膀胱炎の兆候なためコンベニアを接種




2023年7月13日


13:30 昼ごはん a/d缶30g完食

13:50 鮮血排尿有り/以降落ち着かず

14:30 ケージが揺れ、痙攣が始まる(先程より濃い鮮血)

口呼吸で舌も出たまま。呼吸数は数えられない程早い。



15:30 やっと落ち着いてきた

17:00 痙攣時と同じ色と量の出血。

その後も落ち着かず何度となく急に起き上がる。

夕方のご飯を口にして落ち着く。





( 写真:何事も無かったかのように通常量を食べてくれる 幸ちゃん )






21:03 鮮血排尿有り、その後は落ち着く

(!モザイクを掛けていますが閲覧注意です!)

















7月14日(本日)


2:15  止血剤入りの深夜ごはんを提供

3:00  鮮血を含む排尿を確認

5:30  見回り

7:15 鮮血を含む排尿と共に痙攣/悲痛な声で2度鳴く

8:00 落ち着く

8:38  朝ごはんを要求され、3回に分け45gを食べる

12:55 かなりの量の鮮血排尿有り(シーツ30cm程の大きさ)/排尿後は落ち着いている

13:00 出血後は食べたがる為、止血剤入り昼ごはんを提供

13:45 昼ごはんに少し口をつける

14:35 昼ごはん30g完食

15:00 鮮血排尿有り






部屋を離れる際は、ずっと見守りカメラを使っています。




変形性脊椎症、盲目、ほぼ聴こえない耳、腎臓病、そして多発性肝嚢胞。

これでもかという程の身体的ハンディと苦痛を抱え

それでも食事はしっかりと摂り頑張っている姿を見ると

頭が上がらず、心から尊敬の念を抱いています。








嚢胞を確認してから約1年。

手立てのない病のため、既にターミナルケア。

見えない聴こえない中での痙攣は

普通の子の何倍も怖く辛く寂しいと思います。






今日はずっとケージの前で見守っていたため

これまでを振り返り、幸の現状をまとめてみました。

(とぉさんが帰宅したのでアップしています)




覚悟をしていても動揺してしまいますが

幸にとって何が一番なのかを考え

穏やかな時間を少しでも長くとれるようサポートしていきます。

コメント返信出来ない場合もあるとは思いますが

その際はどうぞご了承くださいませ (>人<;)





猫魂 介護用ベッド














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