「山尾さん、不倫をしましたね!」
「してません!」
「証拠は揃ってるんですよ!」
「私は待機児童問題を解決しただけなんです!」
「え?」
「つまり、私は、待機児童問題スペシャリストなんですよ。
そこで、倉持弁護士の奥さんが病気で実家に帰っていると聞いて、
彼の『待機児童』を救おうとしたんです!」
「下半身の待機児童ってことですか?」
「そうです!、待機児童問題スペシャリストとして、
見てられなかったんです。
一刻も早く、困っている待機児童を救ってあげようとしただけなんです。
ですから不倫ではありません!」
「面白い!・・・じゃあ、私の待機児童も救ってくれますか?独身なんですが・・・」
「まず事情を聞いてからですね。何しろ、私は待機児童問題スペシャリストですからね」