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古今東西のアートのお話をしよう

江戸の動物画

千葉市美術館で「秋暉の孔雀」と呼ばれる岡本秋暉展を堪能しました


江戸時代の動物画では、
「若冲の鶏」伊藤若冲、「光起の鶉」土佐光起、 「狙仙の猿」森狙仙 通り名でよばれる名手として
名を馳せています



岡本秋暉「白梅孔雀図」安政3年(1856)




伊藤若冲「群鶏図」(江戸時代1757〜1766)

ご存知、動植綵絵の一枚




土佐光起(光成)「秋郊鳴鶉図」江戸時代17世紀


とてもかわいい鶉です😊



土佐光起(みつおき)は、江戸時代の土佐派を代表する絵師で、「土佐派中興の祖」といわれる。光起は、朝廷の絵所預職に85年振りに復帰した。「光起が描いた鶉の絵に猫が飛びかかった」という伝承がある。


ちなみに、

鶉(うずら)は、現代の日本では中華料理のうずらの卵ぐらいしか連想しないが、平安時代から肉も鶏と同じように食用とされてきた。中国絵画では鶉図は古くから一般的だった。また、江戸時代、武士の間で鶉の鳴き声を競う遊びが流行したそうです。ちなみに、先日見たメイ・ディセンバーでは、ジュリアン・ムーアが野生の鶉(ヨーロッパ鶉)を鉄砲で狩り、ローストにしていました。日本の鶉は昔の方がより身近な存在だったようです。




森狙仙「秋山遊猿図」江戸時代19世紀


森狙仙は、江戸時代後期の絵師で、狩野派、円山応挙の影響を受けながら独自の画風を追求し、森派の祖となった。



こうみると、伊藤若冲はやっぱりアヴァンギャルドですね😮



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