ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

撮影条件悪く、今日はダメそうなのでのひとこと(20210913)

2021年09月13日 | その日暮らし

2021年9月13日(月)曇り。台風の影響で、雲が低い。撮影条件は悪く、今日の撮影は諦めた。夕方の残照もないだろう。

 また、安和沖を離れた土砂運搬船は、羽地内海に待避しているようだ。それぞれ土砂を積んでいるようだ。明日から順次大浦湾に入ってくるのだろう。

 今、沖縄からやらなければならないことはいくつもあるが、①まずトータルに見ることだろう。新基地建設反対ばかりじゃなく、「島嶼防衛論」とのリンクを考えないとダメ。あちらが考えているのに、こちらが別々にやっていたら、ダメです。また、普天間基地は返されないことをはっきりと暴露すべきだ。そして地位協定の抜本的な変更を迫ること。

 沖縄の占領から始まった「戦後日本国家」をどう総括しているのかなぁ。

 この問題は安保政治ばかりじゃありません。民主主義の根幹に関わります。戦後の憲法に、「地方自治」が入り、諸法に自治体の権限がはいったことが、このままだったら、全部潰されていく。情報公開もそう。「戦争VS民主主義・地方自治」なんだよ。

 しかし一方で、戦争イエス、差別イエスという議論が拡大していることは、寒心に堪えない。「反日」とか「左翼」とか。根拠なき誹謗が通る時代だ。先日の「共産党=暴力革命論」という根拠なき非難も昔からあったが、「反日」「左翼」非難というムードを大胆に壊さないとダメだろう。そう言った八代英輝弁護士は、安保法制支持だ。要するに武力で、核安保で守ると言っていますが、何を守るのか不明です。国家を守るのか、私たちのいのちの営みを守るのか、不明です。

 第一次世界大戦以降、戦争は「軍隊VS軍隊」ではない。我々市民が加害者になり、被害者になる。軍隊は軍隊しか守りません。我々民衆を守らない。これは沖縄戦の経験です。ミサイル防衛だとか言われている今日ですが、それが守るのは攻撃のための基地群です。

 こういう問題は、リアルな問題なので、主観的判断では、間違えます。私たちが守るべきことは、私たちのいのちであり、いのちの営み全体でしょ。軍事基地ではない。この基本的な違いをどこまで明確に見極められるのか。



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