ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

この玉城デニーの1勝は重く、価値あるものだ(20220911 21:30)

2022年09月11日 | 暮らしと政治

オール沖縄の玉城デニー候補に当確が出た。結果が明らかにならなければ、詳細にわたるコメントはできないが、私なりのひとことを以下述べる。

 正直に言って、参院選で伊波洋一が辛勝したことで、めどが拓いた気がします。経済不況が続き、コロナ禍に追い打ちをかけられ、どこまで耐えられるのか、この一点にかかっていました。佐喜真陣営は「危機突破」をかかげて襲いかかってきました。この危機一髪を文字通り突破したのは、沖縄の人々の戦争の危機への鋭敏な直感力だと、私は考えます。特に8月初旬に起きた台湾を巡る問題は、沖縄における緊張度を10倍、100倍に高めました。

 玉城デニーも、この問題を意識し、「平和こそが沖縄が生き残るすべてだ」と喝破し、明確に主張しました。このこと抜きに沖縄の多様性もありえません。多くの人たちが、平和に拘るデニーさんを支持に回ったのだと思います。

 あと佐喜真陣営の弱点は中央政府の全面バックアップがなければ、力になりきらないことです。岸田首相の「国葬」から「統一協会」問題まで裏目にでたことは、彼らの失点です。こうした中で、デニー知事は、反基地・平和と経済の再生を車の両輪のように確信を持って訴えたことも、勝因でしょう。

 とにかくよかった。



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