goo blog サービス終了のお知らせ 

ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き、琉球諸島を巡る基地・戦争への道を問いかけ、自然を語る。●無断転載、お断り。
 

ダーウイン進化論にこじつける自民党の改憲論の正体を暴く(20200625)

2020年06月25日 | 歴史から学ぶこと
 ちょっと私が不調なので、書けませんでしたが、これを外してはいかんだろうと。自民党の広報「教えて!もやウィン」の4コマ漫画のこと。ダーウィンの「進化論」を示しながら「唯一生き残るのは変化できる者」、「これからの日本を発展させるために今憲法改正が必要」と締めている。
 私はこうした「論理(没論理)」を相手にする気はない。自然界の問題を世界各地の自然のフィールドで考えてきたチャールズ・ダーウィンの足跡を考えれば、これほど彼を冒涜する言説はないだろう。誤解だとかのレベルの話しではない。
 自民党はそもそも「初めに改憲ありき」の自民党(安倍晋三の祖父の時代から)だったが、今や改憲以外掲げられることもなくなったらしく、何でも使えるネタを使うつもりだろう。ひとつ私はお聞きしたい。「今憲法改正が必要」というが、憲法と言っても広うござる。何を変えたいの? この問題をあやふやのまま改憲のイメージを打ち出すのは、衣の下に鎧を隠しているっていうことだろう。ご用心。
 そして私が懸念することは、「改憲」の口実に「進化論」を持ち出せるのは、「人間様が偉い(万物の霊長)」と言う前提があるのではないか。これは19世紀的な近代人の認識ではないか(だから、ダーウィンか)。それにしても古すぎないか。こんな変化の中でものを考えていたのでは、墓穴を掘る。
 しかしこの30年彼らが進めてきた「新自由主義」(経済淘汰ー変化)は、人間の世界に大きな枠を嵌め、ごく一部の人のみが儲かる仕組み。私たちはその挙げ句の苦しみの中に、今生かされているのだ。
 そして手っ取り早い儲けは戦争だ。軍事産業の功績がデカイと。米日同盟よろしく、米国企業に貢献したいのだ。軍隊も交戦権も堂々と掲げたい。そりゃ憲法9条なんてぶっ潰せですわな。だが一寸待って! 攻撃兵器を調達すると言っておりますが、「日本」(沖縄を除く)に原発が54基。ここを反撃されたら、どうするの? 日本壊滅ですね。この変化の未来は自滅。滅んだら変化も止まる。
 「変化」×「改憲」=「自滅」。です、アナ恐ろしや。要は改憲を進める前にやるべきことがあるってことですよ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。