羅保派

信頼を取り戻す

223. 大阪見聞録 大阪市阿倍野区 「福寿慶」の街

2017年08月07日 | Weblog
I don't like to be asked questions in prying manner. Nevertheless I feel comfortable there.  

阿倍野区阪南町に「福寿慶」(ふくすけ)という不思議な中華料理屋さんがあった。

山本甲士著「わらの人」という小説がある。女性理髪師が一人で経営する不思議な理容店、とても居心地が良くて散髪をしてもらっているうちにまどろんでしまう。そして目が覚め得たら、女主人のイメージするままの大胆な髪形にされてしまっている。そして、その髪型が人生まで変えてしまうという物語で、そういうことはあるような気がする。

「福寿慶」もそんな不思議な居心地が良い中華料理店であった。外観といい、立て込んだ住宅地にいきなり出現していることといい、人の人生を変える素敵な中華料理屋であった。





福寿慶では食事は、入る前と後では気分がガラッと変わる。福寿慶で食事をしていた時が一番幸せだった。素敵な女将さん。えみちゃん、素敵なご主人。その場にはいないけど、店内には所ジョージと店主が写っている写真が飾られている。福寿慶の息子さんも、所ジョージに認められたことのすごい人なんだろう。本当に大好きだった。

映画好き福寿慶ご主人健ちゃんは言う、「私はレンタルCD,DVDを借りるときでも、決して客だからって態度はとらない、『貸していただきます』といって借りるし、『お借りして、ございますありがとうございました。』といって返す」と言う。

大阪の出身ではない私でも、近しい親戚のお店のような感覚に陥ってしまう。ふらっとよったら「あっちょうど先生に電話しようと思ったとこだ」って言われる。



期間限定の餡かけ餃子だ。しっかりした火力で調理されている。餡かけ、スープに薄くコラーゲンのまくが張ってあり熱々に飲める。この料理は餃子の皮までのおいしい。しっかしした生地の味も豊が。

またご近所の女性木曽さんが素晴らしい煮物を作ってくれる。木曽さんの煮物は全く違う。蕗や筑前煮やら様々な煮物をいただいた。「福寿慶」は料理がいい。そしてやってくるお客さんがいい。福寿慶を中心に様々な人たちが珠玉の輝きを見せている。

阿倍野区阪南にいつも、いつまでも福寿慶はあると思っていた。しかし、その福寿慶にもついに、最後を迎えてしまった。ご主人と女将さんは故郷の秋田へと引っ越された。今は秋田で穏やかに健やかに毎日を過ごされている。何よりだ。しかし、寂しい、あまりにも寂しい。福寿慶での思い出はいつまでも常連客の心の中に残るだろう。大阪を引き払って秋田に引っ越されたとのこと、娘さんも香港で仕事をされ、彼の地で結婚されてしまった。息子さんも東京で仕事をされている。ありがとう「福寿慶」



They are glistening with gem-like glisten in my heart. 福寿慶のあった町 阪南町





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3 コメント

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Unknown (福寿慶えみ)
2024-02-05 05:06:58
お久しぶりです。FUKUSUKEのえみです
大変お世話になりました

お店の事をブログに残してくださりありがとうございます。
あの頃を思い出し懐かしく思い出してとても嬉しくなりましたよ♪
木曽さんの煮物も本当に美味しいですよね😋
お店は閉店しましたが思い出は楽しいまま、どこにいてても忘れませんよ
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Unknown (yamamotomasahiro)
2024-02-06 20:12:15
本当にお久しぶりです。えみちゃんだ。懐かしいいろんな思い出がわーっと広がってきます。いつの間にか大阪が遠くになってしまいました。
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Unknown (FUKUSUKEえみ)
2024-02-09 21:52:52
ほんとですね😊懐かしい楽しい思い出が沢山です
近況報告をご連絡したいのですが、メールがエラーで
戻ってきてしまいました💦
SMSは送れたのですがもしかしたら電話番号変更されましたか?
他の方にわたしからのショートメールが届いてるかもしれません‼️😱
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