7月10日 「古代ハス 思いつきの遠征」のつづきです。
定福寺を発ったのは8時10分。少し風邪気味なので、このまま帰ろうかとも思ったが、さすがに100km走って訪問したのがここだけというのももったいないので、水ケ滝に寄ろうと思う。今ならまだ紫陽花が残っているだろう・・・。
R32を北上するが、新宮の標識で左折し、R319に入る。これもほとんど衝動的。何があるわけでもない。理由を付けるとすれば、国道を走るより山越えのほうが気分転換になる・・・かな。
あじさいの里(まだ紫陽花は残っているようだ)の前を過ぎ、新宮ダム方面へと右折。ダムを通り過ぎ、土佐街道のトンネルで抜けるはずが、翠波高原経由に切り替え、そのままダム湖畔を走る。堀切峠の標識で、またしても衝動的に仙龍寺に寄ることに方針変更。
仙龍寺に来るのは二度目。前回は国道沿いの駐車場に停めたが、境内まで入れる事がわかっていたので、境内への細い坂道に車を乗り入れる・・・。かなり急角度で登っていくので怖い。次回はやめよう。
境内に車を置き、通常装備ですぐ「清瀧新四国霊場道」へと入る。ここは、山道のわきに置かれた地蔵を88ケ所巡りに見立てて回るもの。この途中に清瀧がある。以前来た時は10番で道を逸れてしまい、道を見失って滝までたどり着けなかった。今回は、お地蔵さまの番号を確認しながら山道を登っていく。が、ここで後悔。歩くことを想定していなかったので、ジーパン・スニーカー。とても歩きづらい。29番くらいでのぼりが終わり、下りに入ると並ぶようにお地蔵さまが続く。その先に沢が見え、滝の音が聞こえてくる。
瀧の手前には沢を越えるための木橋があるが、常に水にさらされているのでかなり脆そうだ。恐る恐る渡って滝前に出る。岩壁に囲まれたホールの様な場所でかなり暗い場所だが、この時間は日が射し込み、明暗のコントラストが強い。いい雰囲気だが写真を撮るには苦労する場所だ。おそらく今日は水量が多いほうなのだろうが、瀧手前には足場になる岩が多くあり、左岸⇔右岸と自由に動き回れる。陽が射していたので、虹がどこかに出ないかと探したが、残念ながら虹を見る事は出来なかった。
滝前にいたのは45分ほど。再び地蔵巡りの道に戻って、番号をたどる。50番を過ぎたあたりで道が分岐し、そこにあった標識では仙龍寺の方向は来た道を戻ることなるようだ。たしかに歩いた距離を考えると、仙龍時よりかなり東に来ているはずだ。そのままいってもいいが、今回は引き返すことにする。再び清瀧前を通過し、今度はほとんどが下りになる。ちなみに山道は所々石の階段らしきものがあるのだが、これが下りではきつい。落ち葉の乗った石は簡単に滑る。実際三度も滑って尻もちをついてしまった。
1番から10番までのお地蔵さんのある場所は小さな尾根になっており、その向こうに谷がある。その他に落ちて来るのが先の清瀧の下の流れでここも滝になっている。前回迷い込んだ時に見たが、この時期では木々に邪魔され全部は見えないので今回はパス。見るなら冬かな。
手と顔を洗って車に戻り、すぐに出立。時間は11時半。
そのまま国道を西に向かい、金砂湖畔で見た無名滝。水量がなければなんでもない流れかもしれないが、今回は魅かれてしまった。
水ケ滝に着いたのは12時過ぎ。紫陽花もまだまだ十分見られるし、正午頃は飛沫が美しい・・・のだが、水量が多く、滝下はやはり池になっていて真下に入れない。
限界まで近寄ったり、道路に三脚をたてたり(危険ですから普段はやりません)して約30分。今日は通りすがりの人が携帯で撮影したりしているが、三脚を使うような人は誰もいない。そんなに条件が悪いとは思わないのだが、何故だろう。人が多いと自分の好きなポイントが取れずイライラするものだが、水ケ滝の様な格好のポイントで、誰にも合わないというのもなんとなく興ざめである。不思議だ。
今日はこれで終わり。豊浜のコンビニで弁当を買い、海を見ながら昼食。終わればまっすぐ帰宅。走行距離240km。高速を使わない、行き当たりばったりの遠征再開でした。