9月23日 身近な秘境 塩江・竜王の滝 の続きです。
国道に戻り、さらに南下。内場ダム・奥の湯温泉・竜王山キャンプ場へと進む。とここでトラブル? 案内にローマさんのブログをプリントアウトしてあったのだが、キャンプ場へと分岐した後の、最後の目印の部分が無い。印刷設定上、プリントアウトされなかったらしい。記憶を頼りに先に進むが、そのままキャンプ場まで到達してしまう。道はここまで。
仕方なく、目印を探しながら元来た道を戻る。ポイントは「沢沿い、車を置ける右(登りで)カーブ、赤いテープの目印」。途中、「竜王山キャンプ場まで1000M」の標識近くにあった小滝。実はここで携帯から検索しようとしたが、読み込めず、一度車外に出た際に水音で気づいた滝である。水量は少ないし、取水ホースがあったりして周辺は荒れているが、三段の綺麗な形をしている。最下段付近は回廊になっており、大雨の直後は危険かも知れない。
キャンプ場に向かうのか、何台かの車と対向しながら下ってくると、木に巻かれた赤いテープに気づく。すぐ下で道が少し広くなっており、とりあえず車を停める。D5000+17-70mmにウエストバッグだけで林に分けいった。
すぐ下に沢があり、急斜面ながら降りていけそうに思ったが、赤い目印のテープは斜面に沿って先に向かっている。少し進むと踏み跡らしきものがあるが、それも倒れた竹などに邪魔されて消えている。赤いテープを追いかけながら奥へと分け入ると、ついに写真で見た滝が見えてくる。
斜面を流れ落ちる滝と、崖から湧き水のように落ちる滝。雨から二日経過して、さすがに湧き水の滝は寂しいが、水音だけが響く 雰囲気は最高。昼食を準備してこなかったことを後悔してしまう。ついでに言えば長靴と三脚も持ってくるべきだったと・・・。これも次回、雨の翌日を狙ってくることにしよう。
小さな沢だが、増水しているせいで、対岸に渡るには苦労する。左岸は急斜面、右岸は崖なので、三脚を立てるにしても流れの中になる為、長靴は必須になる。又少し下ると藪が多いのであまり引きも取れない。撮影するには不都合な点も多いが、魅力ある滝であることにかわりはない。撮り方や視点・技術など磨く点はまだまだあるということ。
湧き水の滝の脇から撮影したあと、左岸に戻り斜面の滝の上にでる。最初は気づかなかったが、上段も小さな滝になっており、滝壺もしっかりある。その上は平らな流れのようだが、明るくなっており、少し興味をそそられた。登るには苦労しそうなので、今回は見送ったものの、行ってみるのも面白いかも。
戻りも赤いテープが頼りである。歩きやすい部分を選んでいると岩にぶつかるか沢に下りてしまう。ローマさんに感謝・感謝である。
それにしても、ローマさんはこの滝をどうやって見つけたのであろうか。地元の人でもそうそう入り込む場所ではなさそうだし、文献にあるような滝でもないし。機会があれば、お聞きしてみたいものである。もしご一緒できればもっといいのだが。
ここでも所要時間は1時間程。滝までの距離は100m足らずだが、ここもまさに秘境の滝。
時間は昼を過ぎているが、今日は昼食を調達していない。そのまま、虹の滝キャンプ場に向かう。今日の目的は、青の旅人・尾崎さんのHPで知った彼岸花。いつも直接滝に向かうので意識したことが無かったが、寄り道にはちょうどいいので、増水した虹の滝も兼ねて見ることにする。
沢沿いに咲いているので流れを背景に撮る以外には、今ひとつ興味を魅かれなかった。色合いが今ひとつのように思える。時々陽が射した絵が綺麗だと思えたので、もっと腰をすえて撮ればいいのかもしれないが、彼岸花の群生は好みの対象でなないようである。
おまけで撮った虹の滝・雌滝。ここまで増水したのを見るのは初めてだったし、脇に薄く虹が出ていたのを見たのも初めてだった。虹の滝の名は嘘じゃない?
近距離ではあったが、秘境探検の楽しさをたっぷり味わうことが出来た。
走行距離79km 3,053歩?
藪を突っ切るなど苦労したが、やはり距離は短く、歩数も少なかった!