順序が前後するが、12月11日はおいわさんの写真展を見るために松山へ。
そのついでに、松山市近郊の滝を訪れることにする。午後から写真展に向かうつもりなので、服を汚さずにすむお手軽滝として、滝本の滝(十二ケ滝)を選択。これが初訪瀑である。
朝7時出発、コンビニで朝食・昼食を調達して、高速に乗る。服を汚さないつもりだが、一応替えの服を準備している。
土曜日にスタッドレスタイヤに交換しており、今日が冬用タイヤの初走行。少しスピードを抑え目で走ったが、燃費表示は従来のタイヤより少し悪い。
8時30分松山IC通過、市内を抜けて北上し、滝本の熊野神社に到着したのは9時20分。県道17号を才之原でそれ、対向が難しい道を1km弱ほど走った先。近くに民家があるにもかかわらず、流れる川の水音しか聞こえない静かな場所である。
鳥居をくぐり、傾いた石段を登って、本殿へ。その脇に流れる川は小滝の連続である。川に沿って本殿裏へと進むと、岩壁に囲まれるような滝の前に出る。
小さな段を滑り落ちるような、優美な姿の滝。正面からは見えないが、右側にもう一本の流れがある。滝つぼはこちらの方が深く、正面に立つことができない。
観音像(?)の脇、滝の右岸側に上に向かう道がある。倒木で塞がれているが、何とかいけそうだと思い、カメラだけを抱えて登り始める。少量とはいえここ数日の雨で、足元の落ち葉は水を含み、岩を伝ってくる流れもある。既にズボンのすそは汚れ、手には泥が付着している。(替えを持ってきてよかった。) 道も崩れぎみだが、何とか登りきるとそこは滝上段の正面。
小さいが綺麗な流れの滝である。下の流れを見下ろすのも面白い。
上段の滝には浅いながら滝つぼがあり、そこから岩によって二つに分けられた流れが落ちていく。左岸側の流れを見てみたかったが、滑って水に突っ込みそうだったので、今回はやめておく。少し無理をすれば滝の上側にも出られそうだ。
再び崩壊気味の道を降りる。枝に邪魔されながらも流れを横から撮るのだが、手持ち撮影なので、今ひとつである。この水量では、シャッター速度を落とさないと流れに見えない。
滝正面に戻り、今度は左岸側の斜面を登ってみるが、こちらも枝に邪魔され、まともな写真が撮れない。左岸の流れは二段になっており、小さいながら深そうな滝つぼを有しているのだが、撮るとなんだかわからなくなったので、ここには掲載しない。
本堂まで戻り、石段を降りたところから、小滝を撮影。小滝といっても、結構立派に見える。
十二ケ滝というのは、この一連の滝の総称であると聞いたように思うが、それであればこれは最下段の滝になるのだろうか。赤い橋と落葉で、結構見栄えのするものになった。障害物が多いのは、仕方ない。これがありのままの姿なのだから。
神社を後にしたのは10時20分。このエリアだと、宝坂の滝があるのだが、これは山道を歩く滝なので今回はパス。もうひとつのお手軽滝を目指して奥道後へ向かう。