例年、この時期の恒例となった御来光の滝と小田深山渓谷。御来光の滝訪問が11月2日となり、仕事の都合で今年は不参加となってしまったが、3日の日曜日は小田深山渓谷へ。
予報は雨。昨年も雨だったが、紅葉は毎年違う景色が見られるし、昨年とは違った撮り方もできる筈。
5時過ぎに出発。予報通り曇り空で、外気温は15℃。愛媛県に入ると霧の中を走ることもある。眠気に耐えかねて、石鎚SAで30分程仮眠して、内子五十崎で高速をおりて、山中へ入る。
オダソルファのスキー場脇の並木が綺麗に色づいていたので、少し立ち止まって撮影。
9時前に小田深山渓谷の駐車場に車を停める。先客は2組4人。夫婦連れらしき年配のお二人はコンデジでの撮影だが、紅葉情報は詳しいようで、今年の小田深山は色づきが悪いと嘆いている。先週、徳島の落合峠が最盛期だったとかで撮ったものを見せてもらった。日の当たった紅葉期のアオバイの滝が見事に写っていた。高松から来たと言ったら、遠方から物好きな・・・といった顔をされたが、この方たちも観音寺から来ているそうだ。
駐車場脇の、お気に入りの場所から撮影開始。晴れであれば朝陽が射しこむ景色が狙えるが、今日は柔らかい光と、増水した渓流で、柔らかい感じを出せればいいな。
五色河原から対岸に渡り、遊歩道を歩く。小雨が降っているが、木々の回廊の中、フード付きのウィンドブレーカーだけで十分動ける。
つり橋付近もいい感じなのだが、橋をバックにできる場所の葉は傷んでいるようだ。
つり橋より少し上流側、激しい流れをバックに紅葉が取れるお気にいりの場所も、今年は葉が残っている。
小田深山渓谷の入り口、深山大橋まで到達すると、今度は同じ道を引き返す。
五色河原も渡渉せずに左岸の遊歩道を巡る。
定番ポイントの橋を取る際、人が通っていた方がいい感じだと思って通過する人を待っていたが、服の色や歩き方で写真の感じが変わるものだと、実感した。
遊歩道の最下流、藤見河原では橋が流されて渡れないとのことだったが、こちらに来るのは初めてなので、端まで歩いてみる。
深山荘から藤見河原の間は、流れも激しく、色づいた木々の組み合わせが面白そうに感じるが、他の木々に遮られる。接近しようにも、雨に濡れたやわらかい土の急斜面は、降りるのは何とかなっても登れそうにないので、やめておく。
下の写真は、深山荘前。ここも人を入れてみた。最初は人が入らないように撮ったのだが、やはり人が入ると、感じが変わる。
橋の上からの景色。揺れる狭い橋の上から撮ったので、こわごわだったが、何とか見られるものに。
最初の場所に戻る。少し角度を変えるとまた興味惹かれる景色に。
時間は12時前。雨が激しくなってきたので引き上げることにする。車内でコンビニむすびをほおばってすぐに出発。いつもなら東に向けて、R440に合流するのだが、今日は道の駅に寄りたくて、来た道を戻る。しかしながら、「小田の郷せせらぎ」はふるさと祭りの真っ最中で車を停められない。スルーして、後はまっすぐ帰路に。
途中のSAで30分程仮眠したので帰宅したのは15時半。走行距離は444km 8,638歩の遠征は、一か所だけの訪問だが、思った以上のものが取れたように思う。今回もRAW+JPEG Fineで撮っているので、自分の受けた感動を再現できれば・・・と期待している。