7月22日 今日の遠征は新居浜市保土野の黒滝と決めていたが、朝起きると天候が少し不安定そう。遠征の気力が萎えかかるが、取りあえず出発。高速に乗って西に向かうと、丸亀市・四国中央市で激しい雨に降られる。だが、新居浜市から大永山をこえて別子側に出ると、晴天。
黒滝は、通常の地図でも表示される滝だが、到達するまでにはかなり厳しそうだったので、訪れるのを躊躇していた。つい先日、kurenaikaiさんが訪れたと聞いたので、そのレポートも参考にさせてもらうことに。保土野地区の林道を進むと、沢をまたぐ橋のところで通行止め。その手前に車を停め、左岸の竹林へと入る。堤を越えると、かろうじて踏み跡と分かる道を進む。倒木が道を塞ぎ、時々藪が道を隠す。崩れ落ちた道を藪が隠した場所があり、気付かなければそのまま転落していただろう。山道に結構慣れてきたおかげで、危険個所を避けることができた。
迷いそうな場所には赤いテープが巻いてあり、険しい道ながら問題なく進むことができる。ただ谷あいの道は風がなく、湿気のせいでズボンが足に張り付く感じで重く感じる。
木々に邪魔されて見えないが、沢は小滝の連続のようで、ワクワクする音が聞こえてくる。
道が沢沿いに出たところで小休止。小さな滝があるだけの、当たり前の渓谷だが、心地よい休憩タイムである。
最初の休憩地点のすぐ先で、一度中洲のような島に渡渉。すぐに左岸に戻るが、この後はずっと沢沿いを歩く。沢は魅力的な小滝の連続、ということはそれだけ急な道を登っているわけで、行きは夢中で思わなかったが、帰り路では苦労することになる。
左の写真では分かりづらいが、結構な落差のある小滝である。名前があってもおかしくないくらい。この小滝はkurenaikaiさんも撮影していたので、やはり魅かれてしまうのだろう。
黒滝を遠望できるところまで、1時間から1時間半と聞いていたが、小滝撮影の小休止を繰り返したおかげで、約2時間でそれらしい場所に到達。
断崖を何段もの滝が掛かっている。 右の写真はコンデジでの撮影。一つ一つが5mくらいの小滝の連続で、最も奥に黒滝らしき姿が。だがここからは沢沿いを伝っていくことは無理のようだ。沢にある岩は巨大でよじ登れそうにない。両岸は切り立っており、歩けそうな場所がない。この滝を知ったseisanさんのHPでは15分ほど回り込むとあったので、沢を少し離れて崖をまわりこめる場所を探す。この辺りでは道らしきものはなく、藪を掻き分けながら上を目指す。時々沢に戻ってみるが、まだまだ先のようだ。岩塊に道を阻まれ、これ以上は無理と判断して沢に降りたが、黒滝までまだ二段ほどあった。
気力が尽きかけ、沢の岩場に座り込んでしまった。道のないところを来たので、帰り路が不安になったのもある。
小さな滝壷の脇に咲いていたヤマアジサイ(?)。他にもいくつかの花が咲いていた。それを見、滝の音を聞いている内に気力が回復。上への道を探した。
先ほどの岩壁に戻り、沿うようにして上を目指す。すると明瞭な踏み跡が現れた。人が歩いて崩れた場所もある。もしかしたらkurenaikaiさんの足跡かも知れない。
そして再び沢に戻った時、先ほどより一段上に出ていた。沢の中ほどまで渡ると、正面に黒滝!やっと到着である。出発してから3時間以上が経過していた。
続きます。
そんな中、出会った黒滝
さぞかし感無量だった事でしょうね
おめでとうございます
このような冒険も面白いです。笑
滝の規模は較べられませんが。。。
3枚目の写真は小豆島の仙崖の滝に雰囲気が似ています
紹介されているHPでは、滝到達まで1時間半ほどのようですが、途中小滝撮影の小(大?)休憩や、最後で道に迷ったせいで3時間以上かかってしまいました。
途中、くじけかかりましたが、到達できて達成感120%です。