高瀑遠望ポイントで使うために28-300mmを持ってきていたが、実際に使ったのは85mm程度だったので、重いレンズを持ってきたかいがなかった。最後の渡渉の際、最後の一歩で滑って川に手をついてしまう。帽子も落としてしまい、右手の手袋と帽子が冷水でびしょぬれに。
右手だけ予備の手袋に換え、斜面を登り始めた途端、足元の雪ごと1m程滑り落ちてしまった。最後尾にいたKENさんが、手を貸してくれて引っ張り上げてくれた。いくらまともなアイゼンを付けているとはいえ、KENさんの足場は安定している。どこが違うのだろう?
天狗の子育て岩を過ぎ、最後の登りをクリアして高瀑到着。時間は11時10分。 予想通り、青空バックの高瀑。2年前もそうだったが、やはり素晴らしい。
先についたtakahama奥さんが、S氏と話がはずんでいる。2月最初の週にMAKさんがここでビバークしているが、S氏も先週ここでビバークしたそうだ。
簡易アイゼンだと大変だと言ったら、冬の高瀑を甘く見てはいけないと叱られてしまった。この言葉を後で思い知ることになる。
D5000に望遠レンズを、D300sに広角レンズを付ける。今日は広角を使いたくて、18-55mmにワイドコンバータを付けている。普通、DXフォーマットだと、フルサイズ換算で1.5倍のズームになってしまうが、ワイドコンーバータのおかげでほぼ表示通りの広角が得られる。フィルターを使えないことと、四隅が「ケラレ」てしまう問題はあるが、やはり迫力がある。
真下からの広角撮影を楽しんだ後、17-70mmに付け替え、2台のカメラを交互に使って撮影。まだ時間が早いので陽が直接当たっていないのが残念だが、青空の下で巨大な氷壁をしっかり楽しんだ。
気がつくと皆食事中。私も戻っていつものようにコンビニむすびと熱いお茶。今日はまっすーさんもカップラーメンの様だ。我々の後からきた学生風のパーティーはさっと見て帰ってしまった。そのあとに来た夫婦連れ風のお二人は、到着してまず食事の様だったが、こちらもカップラーメンだった。熱いカップラーメンにも誘惑を感じるが、私はやはりおむすびかな。
そろそろ滝に陽が当たろうかという頃になって、雲が空を覆い始める。期待していた飛沫のきらめきが見られそうもない。
12月にはいけなかった左岸の高い位置へ行こうとしたが、やはり滑りやすい新雪の為自重して、少ししか登らなかった。はじめさんやおいわさんたちはかなり高いところまで登っていたのだが。
今回は右岸にも上らなかった。日が当たってからと思っていたこともあるのだが、いろいろやっているうちに時間切れになってしまった。
我々が荷物を置いた場所と滝直下の間は、普段は水が流れている場所。新雪の間から覗く氷とその下の流れを、まっすーさんが熱心に撮影してた。しかしその足場は今にも割れそうで、長靴でない私は、近づけなかった。だが、そのあと、その氷の上で飛び跳ねていた方がいた・・・。結果は見事氷を踏みぬいて足を濡らしてしまうのである。浅くて良かったですね。
D300sを三脚にセットし、リモコンの調子を確かめる。12月の時以上に、今回はタイマーで移動するのは難しそうだ。作動を無事確認しすると、D5000で撮影を再開。
青空はすっかりなく、雪さえ舞うようになった頃、皆戻ってきた。恒例の記念写真を撮って、もと来た道を戻るのである。
つづきます。
今回も大変お世話になり、ありがとうございました。
青空での氷瀑が見られて最高でした。
レンズをたくさん持っていって大変でしたでしょうが、広角での写真は迫力あり持っていった甲斐がありましたね。
300mmを使う為に大きなザックにしたのに、その成果がなかったのは残念です。
この滝で広角を使うのは、MAKさんの写真展で話をしてからずっと思っていたことだったので、こちらは成果ありと満足しております。
広角レンズといっても、キットレンズ(18-55mm)にワイドコンバージョンレンズをつけただけです。NIKON純正もありますが、KENKOの安いモノをネット購入しました。
今は、フィルターが付けられるレンズもあるようですね。