今日が新年最初のお出かけ。昨日は素晴らしい晴天だったが、所用で外出できなかったのが残念。
最初の目的はだるま朝陽。朝5時に出発して徳島・沖の洲のフェリー乗り場を目指す。星が見えないので期待はできないが、行ってみて状況が変わることもある。しかし、今日はやはり駄目のようだ。6時35分、フェリー乗り場に到着した頃、水平線は雲に覆われ、日の出は拝めそうにない。さっさとあきらめ、次の目的地を目指す。国道438号を佐那河内村へ。村役場手前から県道に入り、嵯峨天一神社を通過、ヒヨノ谷をまたぐ妃代野橋を越えてすぐ、嵯峨川をまたぐ粟見坂橋から林道へそれるが、ここの看板では道は未開通とある。舗装路のつきあたりに車を停め、長靴に履き替える。時間は7時30分。
今日の装備はD300sに18-200mm、スリングバックと三脚。林道はコンクリートで舗装されているが、こぶし大の石がごろごろしており、車で入らずに正解だったようだ。
300m程すすみ、砂防堤を越えたところで、川に下りる。浅瀬を渡ったところで前方に、目的の滝が見えてくる。
最近は雨が降っていないため、水量は期待していなかったが、結構な水量があるようだ。冬場のことで、木々の姿も寂しいが、落葉を含めた渓谷の雰囲気は、なかなかのものである。
右の写真は、最初の淵の手前から。岩に乗った落葉の赤っぽい感じが気に入っている。新緑の季節だと、また違う感じだろう。
この滝を訪れた理由の一つは、なかちゃんの掲示板にあった、SiGHさんの滝当てクイズでこの滝が判らなかったこと。佐那河内エリアの滝は全く未訪瀑だったので、いい機会だった。
滝に接近しながら、滝のイメージの違いについて考える。SiGHさんの写真は梅雨時だったし、桂さんや竹野さんのHPでも、増水時の写真だった。増水時は、左岸にもう一条流れができる。
三条の流れになると、滝壷に落ちるときの表情も変わることが想像できた。これは、是非とも増水時に再訪したい。
ほとんど枯れていたが、この滝のすぐ下で別の沢が合流している。これも増水時には面白いかも。
車に戻ったのは8時40分。この後、すぐ下流のヒヨノ谷を巡るつもりだったのだが、なぜか気が乗らない。徒歩30分というのが、今日は苦になりそうだ。そこで、県道を先に進み、徳円寺へ。ここにもいくつか滝があるとのことだ。
どんどん高度を上げて、徳円寺に到着する。駐車場前の橋は、未だ雪が残っている・・・というより、真っ白だ。橋の下に二つの滝があると聞いていたが、この時期ともに水量が少なく、一方の滝が写真に写らないほど。右の写真はまだ水量の多いの方の滝で、こちらも滝と呼ぶには寂しい。
二つの滝は並んでいるのだが、間に大岩があり、流れは別のようだ。桂さんの調査では、この流れが上流で一本になっているかどうか判らないとのことだったので、少し遡ってみた。
岩場を少し遡って、小滝を二つ見つけ。更に進もうと思ったが、帰りが危険そうに思えたので、自重。崖の上を遊歩道が通っているのだが、こちらも先ほどの到達地点から沢を逸れるため、上流が確認できなかった。
駐車場に戻って、徳円寺に入る入口に、カエルの石像。由来とかは分からなかったが、とても印象に残った。
参道を登り、境内に達すると雪景色。誰もいない静かなお寺は、岩場に囲まれていることもあり、別世界の趣である。
境内の周辺にいくつか滝があるのだが、さすがに枯れている。この寺は石楠花で有名とのことなので、来年梅雨ごろに訪れてみたいと思った。
寺を後にしたのは10時。最後にお手軽滝である府能谷の滝を訪れることにしたが、場所が判らない。いろいろ考えて、旧道沿いかもと考え、一度神山町へ抜けて、旧国道に入る。こちらは対向に苦労する程の道。そうしてやっと府能谷を見つけたが、入口が工事中で、谷は枯れていた。こちらも次回再訪ということにして、帰路につく。
今一つ、未達成の感が残る新年初訪瀑だが、冬期のお出かけは、行き当たりばったりではこんなものかもしれない。
走行距離227km 4,354歩
年明け早くも滝に行かれたんですね。
わりと水量があって、分岐した流れがきれいです。
私は冬ごもりですので、yamtoさんの写真を楽しみにしております。
今回は、目的がかなり曖昧で、中途半端な訪瀑になってしまいました。
冬にしか見られない光景もありますので、この時期も滝めぐりはやめられません。
寒波が来れば氷瀑の楽しみもあります。
冬の装備も年々揃ってきていますので、行動範囲を広げていきたいです。
たまにはご一緒に?