週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

雨の後だけの逢瀬 香川の滝

2011年09月18日 | 自然写真 滝

今日は遠方より来客があったため、午後からのお出かけになった。時間もないし、雨の後ということで、県内未訪瀑の滝を訪れることにする。

201109181415_030 目的地は綾川町前山登山道途中にある龍神社の滝。
塩江町・谷岡食堂の脇から柏原渓谷方向に向かう。その途中、桜橋の下にある「ちょうな淵の滝」は、水量が増えて、豪快に見える。付近を探索してみると、ロープを使えば降りて行けそうだが、今日の服は汚したくないのでパス。木に邪魔されずに見るために、次回はきちんと装備して見に来よう。少し下流から降りれば長靴履きで行けそうだ。

県道167号から綾川町方向に分岐。細いくねくね道をのぼり、道を塞ぐ犬の群れをかわし、前山登山口に到着。すぐ下の川の護岸工事の為か工事車両が止まっているので、少し通り過ぎたエスケープゾーンに車を停める。
今日はD5000しか持ってきていない。メモリーや予備バッテリーをスリングバックに入れ、三脚を担いで出発。雨がぽつぽつ落ちてきたようだが、大丈夫だろう。
車が通れるほどの道を約5分。「前山頂上へ60分」の立て札と小さな橋から登山道が始まる。
急なスロープはコンクリート舗装されているが、濡れている時には逆に怖い。慎重に登って約100mほどで「龍神社」の鳥居。その鳥居の向こうに滝が見える。
Photo
香川の滝は白っぽい岩肌を流れ落ちるものが多いようだ。写真に撮ると、見た目よりぱっとしないものに感じてしまう。いろいろ工夫して何とか見栄えするものを選んだが、さらなる技術の向上を目指さなくては。
雨上がりで水量が多いせいだろうが、立派な滝である。三段で20mくらいだろうか。それぞれの段に滝壷があるようだ。ローマさんのブログには滝壷を覗きこんだ記録があるが、少しの努力で到達できそうに思える。今日は時間がないのでパス。
Photo_2 再び登山道に戻り、尾根を巻いて登っていくと「右滝」の立て札と鉄橋。それを渡ると東屋の向こうに滝。その脇に祠が見える。

滝の大きさは5mほどの小さいもので、前面に木が張り出している為、滝としての魅力はあまり感じない。紹介された写真では、ここまで邪魔はされていなかったのだが、この枝ぶりではそのうち落ちてしまうのかもしれない。

ここでは滝よりも滝壷が魅力的である。おおきなタライのような丸い滝つぼは、滝に比して深く、色の具合も見事である。

このすぐ下はさっきの龍神社の滝の一段目である。足場がしっかりしているので、慎重に足を運び、滝をのぞきこむ。

滝口から見下ろす機会はあまりないので、結構ゾクゾクする経験である。先ほどの撮影場所である最下段の岩場まで見えて、滝の異なる表情を見た気になる。

201109181528_105

車に戻るまで一時間と少し。いつもより短めの訪瀑時間であるが、滝の魅力はしっかり堪能できた。

201109181606_123 今日はここだけでおしまいの予定だが近くで気になる場所があるので少し寄り道。

県道まで戻り、再び西に進む。杉林の間から尺丈の滝が微かに見えるのを確認して、その少し先の駐車スペースに車を停める。目的はその正面、西谷川に北から流れ込む沢にある滝。知る限り名前はないし、普段は枯れているであろう滝であるが、見逃すには惜しい滝である。今日は三脚を使って撮影。

ここも岩肌の色の関係で、水量が少なく見えてしまうのが残念だが、藪の少し奥にあり、秘境風なのが私好みの滝である。

2時出発の5時帰着。44kmの行程だが、雨の後だけに会える香川の滝は、まさに恋人を待つ気分である。

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久しぶりに二人で 石土池

2011年09月11日 | 自然写真 滝

9月10日 久しぶりに二人で 天霧の滝 のつづきです。

昼食はべふ峡の東屋でと思い、県境を高知県に戻りべふ峡への進路を取る。入口の売店(今はシーズンオフで閉店)横に「前面通行止」とある。このエリアは、落石が多いし、大雨の後は道路崩壊が起こりやすいのだが、今回も? 行ける所まで行こうと進んだが、門谷峡辺り、いくらも進まないところで崩壊した斜面が道を塞いでおりここでUターン。入口の駐車場に戻り、妙見滝を正面に見ながら、食事を取る。今日の妙見滝は水量が多いが、木々に覆われ見栄えは今一つ。食事をしながら、さっきの崩壊場所で写真を取るべきだったと二人で話していた。ブログのネタに使えたのに残念である。

べふ峡から西熊渓谷をまわる予定だったが、予定変更。機会があれば寄ってみたいと思っていた場所に向かうことにする。その途中、国道沿いに見える「船ヶ谷の滝」に寄り道。通るたびに気になりながらスルーしていたのだが、今日は二度通過することもあり、まともに撮影。

Photo_3

国道沿いの崖にかかる滝なので撮影パターンは限られてしまうが、今日位の水量だと本当に美しい。これで通るたび後悔しなくて済む。

目的地は南国市の南端、黒潮ライン沿いにある石土池。ある人のブログでここには例年ホテイアオイが咲いていると知り、機会があれば寄ってみようと思っていた。家内連れというのはいい機会である。

Photo_4 池の西側から入り池を一周していると東側にそれらしき群生。脇に車を止め早速撮影。

最初は道から狙っていたが、我慢できず池端に降りてて撮る。

十分に堪能し、さあ帰ろうと車に乗り込んだのだが、池の南東部分、水門が見える辺りで更に綺麗な群生を見つける。再度降りて撮影。今度は池端に下りやすかったっが水路や雑草のせいで撮影ポイントが限られたのが残念。しかし満足度はアップした。

後はまっすぐ帰路につく。

走行距離434km 6,071歩。

天霧の滝は何度見ても飽きないし、気になるポイントも押さえ、久しぶりの家内とのお出かけでもあって、楽しい一日を過ごせた。来週の予定がキャンセルになったのが残念!

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久しぶりに二人で 天霧の滝

2011年09月11日 | 自然写真 滝

久しぶりに土曜日に休みを取った。家内の休みが土曜日なのでそれに合わせて、久しぶりに二人でお出かけ。目的の一つは、来週予定しているスーパー林道の状況を確認すること。

朝5時に出発、南国ICでおりてR195を徳島県境へ向かう。県境を越え、高の瀬峡入口に到着したのは8時。入口には「全面通行止め」の立て札のみ。ゲートも設けてないので、とりあえず侵入。レストハウスにいた方に状況を確認すると、剣山登山口までの半分よりだいぶ手前で斜面崩壊とのことなので、目的の魚止めの滝までは行けそうもない。来週のなかちゃんとの訪瀑は中止になってしまった。

特に目的地を定めてなかったので、少し考えて天霧の滝に決める。歩く距離は少ないし、家内の好きそうな雰囲気である。

__2
途中、クロタビに向かう久井谷林道も全面通行止めだったが、南川林道には立て札なし。安心して美那川キャンプ場の看板から林道に入り込む。最初の4kmほどは舗装されているが、そこから約10kmほど未舗装の道を進む。写真は途中で見られる無名滝。道沿いには多くの無名滝が存在するが、この二つはお気に入りである。

ちなみにHONDA純正のNAVIでは天霧の滝は正しい場所にない。最初は未舗装路に切り替わる辺りに「天霧の滝」と表示される。さらに進んで再び表示されるがこれも違う。調べてみるとGoogleマップでも違う場所にあるようだ。最初に訪れた時はNAVIを持ってなかったので、桂さんの資料と地図だけを頼りにたどり着いたが、そのおかげで迷わずたどり着ける。今回が3度目の訪問である。

目印の祠を過ぎ、広くなったヘアピンの隅に車を停める。時間は9時25分。D300s+17-70mmレンズ、三脚を担いで祠まで戻り、一礼して脇にある降口から滝を目指す。少し降りると相変わらず豪快な姿が見えてくる。

01

今日は左岸のギリギリまで接近したが、おかげで目いっぱい飛沫を浴びた。右岸に渡るのはたとえ長靴でも怖いところ。今日も遠慮した。それでもこの滝は角度によって姿を変えるので飽きることなく撮り続ける。家内はビデオ撮影だが、これも満足そう。

201109101000_083

1時間近くを楽しんだ後、車に戻り、この先の「お鍋の滝」をめざす。木々に隠れて見えないまま林道終点まで進んだので、一度降りて確認。対岸に三段の滝が見え隠れするが、まともに見えない。少し戻って轟音を頼りに「お鍋の滝」を見つけるが、これもほとんど見えない。まっすーさんの情報では、尾根上の部分を降りていくともう少し見えるらしいが、いまの木々の状態ではそれも難しそうなので、先の滝と合わせ、季節を変えて再訪してみたい。

201109101058_124
引き返す途中、天霧の滝のすぐ上流側で轟音。降りてみると別の流れが合流しているのだが、その上部は滝の様だ。赤いテープと降り口を見つけ降りてみる。結構雰囲気のいい沢であるが、上部は見えない。長靴であれば対岸に渡り上部を確認できるのだが、これも次回に!

ここはしっかり堪能したので、次はべふ峡に向かう。

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まだ見ぬ滝を求めて 藤ヶ滝 その2

2011年09月05日 | 自然写真 滝


藤ヶ滝の右岸の崖を這い登り、滝口の高さまで登ったところでかすかな踏み跡を辿って滝を巻く。桂さんの案内では、そのまま小尾根を登って行くのだが、藪で道がわからないのとすぐ奥で轟音が聞こえるので、たまらず流れに降りていく。

201109041105_074
降りたところは藤ヶ滝の滝口のすぐ上。せっかくだから滝口から覗きこみたいとも思ったが、先日、四国中央市の面白(つらじろ)の滝で落ちて亡くなった記事を読んだばかりであるし、増水して足場も悪いので、やめておく。

少し上流に向かうと見えてくるのが、通称奥の滝。そのままでは普通の滝だが、藤ヶ滝の後で見ると違う魅力が感じられる。滝前で数ショット写した後、滝に接近していると、バックに青空が見えてくる。風が強いので晴れ間が出てきたようだ。

Photo
青空をバックに入れるため、再び滝前で三脚をセットして撮影。もう一度藤ヶ滝を青空バックでと思ったが、また空は雲に覆われてしまった。

奥の滝を後にして、帰りは尾根上にある山道を帰る。木々が被さって道がわかりにくいが、踏み跡はしっかりしているし、ワイヤーや黄黒のロープに従っていくと、約15分で谷川の入口まで戻ってきた。

車に戻ったのは11時50分。汗と水しぶきで濡れて泥に汚れたシャツとズボン、アンダーシャツや靴下まで着替えて食事。着替えてしまったので、この先予定してた未訪瀑滝への訪問は中止。大雨の後だけだが、お手軽に見られる滝を目指す。

Photo_3
自宅を通り越して、五色台・白峰寺の下、青海神社前へ。ここから見られる稚護ヶ滝は大雨の後だけに見られる滝だが、姿を現した時は見事である。道路沿いのポイントは望遠が必要だが、全景を見るには一番よい場所だ。私より先に一名いたし、私がいる間にも二人ほど撮影していた。午後一番で、日差しと青空を期待していたのだが、待ってもバックに青空は来なかった。五色台スカイラインにはいり、稚護ヶ滝の直下に入ろうと思ったが、橋が壊れた後、柵で通行止めにされてあった。行けないことはなかったが、濡れずにはいられそうもないので諦めた。ここからだと近距離ではあるが全景は見られない。

自宅に戻ったのは3時半。藤ヶ滝は思った以上に苦労したが、充分に堪能できた。県内の滝の多くが大雨の後でないと楽しめないのは残念だが、待つ楽しさと思えばそれもいい。

走行距離123km 10,754歩 近場でも充実した滝巡りだった。

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まだ見ぬ滝を求めて 藤ヶ滝

2011年09月04日 | 自然写真 滝


台風が通り過ぎ、穏やかな空模様。当初の予定では剣山スーパー林道方面へ行く予定だったが、さすがに今日は自重。代わりに県内の滝へ。

ゆらぎの世界・ローマさんのおすすめ藤ケ滝へ。場所・ルートはいつものように桂さんのHPよりプリントアウトしたものを持ち、県内なので8時とゆっくりめの出発。

五名ダムを越えてすぐ、水路の様な川の脇の林道に乗り入れる。荒れているとは聞いていたが、想像以上。数百メール入ったところで倒木に阻まれてストップ。しかたなくバックするが、荒れた路面のせいで時折タイヤが空転。こういうとき、四駆に切り替わるシステムがありがたい。そうでなければこんな道に入りこむこともない。国道まで戻って資料を見直すと、なんとなく違う場所の様なので、少し東に進んでみる。小さな橋を渡ったので、停まって川の名を見てみると、「善福寺谷川」とある。目指す滝はこの川の上流である。

201109040941_029_2
国道わきのスペースに車を停め、D5000と17-70mmをスリングバックに入れて、長靴に履き替える。三脚を持って出発。時間は9時10分。林道は車の乗り入れが可能と聞いてたが、入ってすぐ倒木にふさがれ、轍が川と化した状態だったので長靴ばきの徒歩を選んで正解だった。林道終点まで800m15分弱。ここから川沿いに遡る。ローマさんのブログでは尾根沿いの山道を進み奥の滝まで進むのだが、途中の小滝を見たいので、桂さんのHPに従い、下流から遡る。

201109040950_031_4かろうじてわかる右岸の踏み跡を進み、小滝があると巻き気味に越えていく。

小滝を三つほど越えると流れの向きが変わる。そこで一度左岸に渡り、小滝を越えて再び右岸へ。資料ではここで岩をよじ登り尾根を越えていくとあるので、なんとか岩をよじ登っていくが道らしい道がない。藪をかき分けつつすすみ、小滝を二つ越えると藪をすかして滝が見える。

これが目標の藤ヶ滝のようだ。

201109041018_040
時間は10時18分。小滝を撮影しながらとはいえ、ここまで50分を費やしている。距離的には数百メートルといったところだろう。

高さは想像したほどではない。水量も「是非とも雨の後で」とローマさんが推薦する通り、大雨の後でこの水量では、渇水期は寂しいだろうと思われる。

形は美しい滝である。滝の後ろに少し隙間があるので、もしかしたら裏見ができるかと思ったが、飛沫で無理そう。近づいて見ると、中ほどにある段に地蔵さまが三体祭ってある。その横に石碑があるのだが、それには「金龍瀧」とある。桂さんの資料にも「藤ヶ滝(金竜滝)」とあったのだが、本来の名はこちらなのかもしれない。

201109041034_055

201109041036_061_2
滝前のスペースは狭いが、ポジションはとりやすい。正面・右岸・左岸と長靴履きのおかげで自由に動き回って撮っていく。これで天候が良ければと思うのだが、残念ながら無理の様である。

ルートや条件の難しさがあるので、この滝を再訪するかどうかわからない。思い残すことなく撮っておきたくて、設定もいろいろ変えて撮影する。

この滝で約30分。次に奥の滝に向かうため、右岸側の崖をよじ登ろうとして、背中が水を浴びたように冷たくなった。撮影中は感じなかったが、向きによっては飛沫がすごいようで、登ろうとした崖の部分ではシャワーを浴びるような感じだった。

振り向くといい雰囲気だったので、カメラを向けてみたが、水滴がびっしり。レンズを拭いても間に合わない。

いい絵なのだが、残念である。

201109041044_065_2

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