大型詐欺に引っかかりましたね N資金に

スケート連盟の役員のゴタゴタが、最近の新聞報道をにぎわせています。「使い込み」のようですが、その元は「N資金詐欺」のようですね。
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日本スケート連盟元会長、資金９００万流用か


■Ｍ資金、Ｎ資金

「大物詐欺師」は、お年寄りや結婚を餌にした詐欺師ではなく、

「数十億円をだましとり、被害者はだまされたとは気づかず、捜査の手も及ぶことはなく、老後を悠々自適に暮らす」

をさします。

大型詐欺の舞台の大半は、金融市場と不動産市場。
例えば、有料老人ホームの利回り保証詐欺、和牛預託商法、沈没船引き上げファンド、埋蔵金発掘詐欺、リゾート開発詐欺・・・。
いろいろありますね。

中には「Ｍ資金」「Ｎ資金」を舞台にした大型詐欺もあるそうです。
Ｍ資金は、戦後日本の復興のために米国が注ぎ込んだ数百億円が、そのうち防共資金となり、いつの間にか消えてしまったという話です。
謎めいています。

Ｎ資金、
これは、ナイジェリアの元大統領が所有する数千億円のアングラマネーを、マネーロンダリングするという詐欺話。

スケート連盟の方も、これに引っかかったようですね。

「わが国の調査では、貴殿が最も国際的に信を置ける人物で、この仕事にふさわしい人になっている。内偵も済ませている。
早速、口座を開いてもらいたい。
３０００億円が振り込まれる口座だから、１００万円というわけには行かない。
３億円でも不自然ではないと大使館でも言っている。

お礼は、些少だが１０億円と３０万バレルの原油を市価の半額でお譲りする」。

どうですか？
絶頂の人には、かかりそうですね。



■詐欺師ってどんな人？

大物詐欺師とは、こんな人だそうです。

・普通の人より優雅で端正で礼儀正しい
・数値に強く、日ごろから細かな事実については正確な描写を積み上げる
・例えば、レストランの名称、支配人の名前、料理とワインの種類などを正確に記憶している
・経済や文学などにも造詣が深い　etc

《これって、普通の紳士じゃないですか？　まっとうな商売をすればいいのに・・・》

結婚式で、冗長なスピーチをした人を評してこのようなことを言える人です。

「モーゼの十戒は297語、リンカーンのゲディスバーグのスピーチは266語、アメリカ独立宣言は300語、般若心経は262文字だ」。
博学です。
だんだん、尊敬してきました。


あまり書いてもいけませんね。

忘れていました。
大型詐欺に引っかかる人は、経済的にも地位においても、絶頂にいる人だそうです。

《当分、関係なさそうです》