皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。去年から今年にかけて、本当に暖かいです。雪国の皆様には申し訳ないですが、昼間の車内はクーラーですよ。今も記事を書きながらミニ扇風機をかけてます。何年か前なら、外出時はジャンパーが必需でしたけど、今はそうでもありません。もう寒くならないのでしょうか。では本題へ。
日本や欧米諸国の喫煙率は過去60年で徐々に低下してきています。
一方で、40もの国々では喫煙率は上昇しているという悲しい現実があります。
タバコの健康被害と、世界的に最大の死亡原因であるという事実はよく知られているにもかかわらず、なぜ喫煙率はなかなか下がらないのでしょうか。
第一の要因は、各国政府の行動がまだまだ十分でないということです。
有害性について広く教育する、タバコ税を上げる、公共の場での禁煙、禁煙希望者のサポートは効果が証明されています。
WHOは小売価格の3/4以上のタバコ税を推奨しています。
日本におけるタバコの税率は約65%であり、先進諸国の中では比較的に税率が低く、結果としてタバコ価格の低い国となっています。
厚労省の検討会は「たばこ価格・たばこ税の引上げによって喫煙率の低下を図ることは重要であり、その実現に向けて引き続き努力する必要がある」と報告していますね。
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