夏休みも終わり(まだの人もいるでしょうが)、
出かける前と比べ蝉や蜩の声が、
いつのまにか谷戸に響きわたるようになっていた。
避暑地で聞えていた蝉や蜩たちの声も、
どこかに潜んでいるようで柔らかく聞こえる。
雑然と詰め帰ってきたトランクは、
動かそうにも体は鈍くそのままになっている。
まだ残暑は厳しいのだが秋の気配が、
夜風の涼しさに感じられるようになった。
夕暮れの時間も少しずつ短くなり、少しずつ時間が短くなっていくようだ。日が長いと一日が長く感じ、どこか得したように思える。真っ黒に日焼けした子供たちは、夏休みも後半に入り少し休み疲れのよう。
子供たちは学校の傍をと通ると、強い日差しに照らされ静かな校舎は、閑散としていてどこか近寄りがたい。
そんな校舎を見つめながら、子供たちは夏休みに飽き始め、早く学校が始まらないかと思う。
夕暮れの蜩の鳴く声は、残り少ない夏を感じる。
熊本地震早期の復興を祈念します。
体調をくずさず良い週末を!
←押してね!