6月も月末になろうとするが、
梅雨に入っても比較的良い天気が続き、
恵みの雨のように思える日が続けばと思う。
新型コロナウィルースも一段落し、
明るい日差しが続き一安心している。
それは、
朝の清々しい日差しが、
例年のような朝を感じさせ、
新型コロナの不安感を払しょくするから。
紫陽花が白と紫色のグラデーションのように染まり、その花が朝露に濡れ、その風景と陽ざしの輝きが夏の朝らしさを感じさせた。しかし、その風景の輝きも、紫陽花が色を失うと、時のうつろいの早さを思わせる。
台風が夜半に襲い掛かると眠れぬ夜になるが、通り過ぎてしまえば、窓の外はきれいな青空が広がっている。
そして、清々しい朝の始まりに、そよ風が部屋に入り、目覚めのコーヒーは爽やかな味がする。その風が頬をなぜ、小さなスズメと小さな燕の鳴き声が、彼女の声に聞こえた。