今朝はどんよりとした空に、
どんな天気になるか心配だったが、
昼から回復しスポーツでもした気分になった。
そして、
厚い雲に夏を思い出していたら、
温度計は25度を超す夏日になっていた。
今日のように暖かいと、風に揺れたていた青葉が懐かしくなるが、このところの秋風に青葉から紅葉にかわっている。この辺のモミジも本格的な紅葉の季節に入る。清々しい高い秋の空、ジョギングしながら枝から落ちた葉に、その葉の美しさを見ることが出来る。そして枯葉の上を行く足音には、季節の移ろいの早さに寂しさを感じる。
彼女はバレーボールをしている皆から離れると、僕の腕を引きあの少年の店に向かった。するとまた分からない焼きもちが帰来して、ほろ苦い気持ちになった。ターコイズブルーの海では、いろんな髪の色のサーファーたちが朝日を受けながら波を待っている。砂浜にいるみんなは、相変わらず白いボールを追ってはしゃいでいる。マスクのような無表情な顔で自分を誇示する彼女、僕が僕自身のなかに幽閉しているこの僕、どこか似ているような気がする。